ハロウィン
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「どうした?」
「ハロウィン・・・楽しみにしてたのに・・・。」
「・・・・・・。」
「お兄ちゃん、その格好は?」
「これか?」
俺が来ている格好はドラキュラである。
「まぁ、ハロウィンだしな・・・。」
「そうだよな・・・。」
元気ないな・・・。
「ウェンディ、ちょっと待ってろ。」
「え?」
「すぐ戻ってくるから。」
俺はそう言い、翼を出し、窓から出て飛んだ。
数分後・・・
「お待たせ!」
俺は果物を大量に持って来た。
「風邪の時に菓子はマズイからな。」
「お兄ちゃん・・・。」
「何食べる?定番のりんごか?」
「・・・いいよ。」
「は?」
「今日はハロウィンだよ?ギルドに行かなくって・・・」
「好きな奴が風邪ひいてるのに、行くかよ。」
「お兄ちゃん・・・ゴホ!ゴホ!!」
「いいから寝てな。」
俺はそう言い、ウェンディを寝かせ、毛布を肩の方までかけた。
「ほい、リンゴ切ったぜ。」
俺はそう言い、切ったリンゴを皿に乗せた。
「さて。」
持っていたフォークで1/8サイズに切ったリンゴを差し、ウェンディの口へ持ってきた。
「ほれ。あーんだ。」
「え・・・ええ!?」
「何驚いてんだよ?俺が食べさせてやるよ。ほれ、あーん。」
「だ、だって/////////」
「誰もいないから。ほら、あーん。」
「あ、あーん・・・///////////」
ウェンディは恥ずかしそうにリンゴを食べたのだった。
「全部食べたな。」
俺の切ったリンゴをウェンディは全て食べたのだった。
「あ、そういえば、あまった菓子もあったな。」
「え?」
「この菓子・・・どうしよっかな・・・。」
俺は「チラッ」とウェンディを見る。
「!お兄ちゃん・・・。」
「(気づいた様だな・・・)」
「トリック・オア・・・トリート!」
ウェンディは毛布をどけて、そう言った。
「はい、あげる。」
俺はウェンディに菓子をあげた。
「今日は風邪だからな。明日にでも食べろ。」
「うん!」
よかった・・・少しは元気になったかもな。
「でも・・・明日も風邪だったら・・・どうしよう・・・。」
「・・・・・・。」
よし!ここは・・・あの手でいこう!
「ウェンディ。」
「何?」
俺はウェンディの顔
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ