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IS インフィニット・ストラトス〜転生者の想いは復讐とともに…………〜
number-40 gears of destiny
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つけた。
麗矢本人が光るなんておかしい。
コンソールを使って、調べていく。
「こっ、これは……!」
千冬も麗矢の真実にたどり着く。
それと同時にあのマイペースな幼馴染を殴ってやりたくなかった。
これは次に会った時に伝える必要がある。
たとえあいつがこのことを知っていたとしても言ってやらなければならない。
これからのことを考えると気分が重くなってくる。
なぜなら、千冬はまた生徒を守れないのかもしれないのだから。
不意に時刻を確認する。
23時41分。
そろそろあいつらが戻ってくるころだろうか。
千冬は気分が下がって重くなった腰を上げ、寮の入り口に向かった――――
◯
麗矢は思う。
本物の主人公と偽物の主人公。
勇者と偽勇者。
勝つのは本物と相場は決まっている。
だが、負けるわけにはいかない。
人生最後の戦いを黒星で終わらせるわけにはいかないのだ。
たとえ自分が偽物だとしても。
――――外れていた運命の歯車は音を立てて、廻り始めた。
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