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エターナルトラベラー
エイプリルフール記念 番外編その1
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クレーターがあるのみでした。

そりゃ、スターライトブレイカーぶっ放せばそうなりますね。

とりあえず城に飛んで帰ったんだけど…今、目の前で土下座をしてぷるぷる震えているミルヒ姫とリコッタ。それと、城内職員および、騎士の一同。

「あ、あの…」

「ごめんなさい、ごめんなさい、どうかお怒りをお静めください」

「私達一同誠心誠意なんとしてでも帰還の方法を見つけ出すでありますから」

なにやら魔王降臨の図みたいです。

「大丈夫ですから。もうそんなに怒ってないですから」

「本当ですか?」

そりゃそんなに全員でぷるぷる震えられたら怒る気も失せるよ。

え?戦がどうなったかって?

両軍全部みごとにけものだまになってわたしの1人勝ちだって。

シンクくんも気絶してたけど無事に怪我も無く発見されたようだ。

一応非殺傷設定だからね。魔力ダメージでのノックアウトって感じです。

いやまあ、とりあえず、ビスコッティ共和国が勝ったと言うことで、この戦は終了。

戦勝イベントと言うものがあるらしく、ぷるぷる震えていたミルヒ姫達もイベントを主催すべくわたしに何とか退出の許可をもらい大忙しで動き回っているようだ。

わたしはと言えば、なにやら格調高い部屋に通されて、メイドがお茶とお菓子のおもてなし。

なんかメイドにも怖がられているみたいだけど…

「あのっ」

「なっ、なんでございましょうか」

「外出したいのですが、よろしいですか?」







さて、わたしは今、わたし達が最初に降って来た場所へと来ています。

空中に浮かぶ大地の中心に円形の石がしかれ、その奥になにやら文字の書いてある石碑が建っていた。

「ケリュケイオン、何か有る?」

『石碑の前に術式の痕跡を発見しました』

「そう」

わたしは石碑に近づいて、魔力を当てると浮かび上がる魔方陣。

「うーん、これは…術式が違うから解読には時間がかかるかなぁ」

『そのようですね』

ケリュケイオンが相槌をうった。

「となると、自力帰還かな。ケリュケイオン、現地呼称『フロニャルド』ってどこにあるか知ってる?」

『該当データが存在しません』

「うーむ…召喚と召還で帰れないかな?」

『やってみる価値はあると思います』

ふむ。

それではと、地球に居るはずのフリードを召喚する準備に入る。

足元に魔法陣が展開し、フリードへのゲートを繋げると、何とかゲートが繋がった。

うん、さっき通ってきた此処はどうやら異世界とつながりやすい所のようだ。

さて、帰りますか。

わたしは魔法陣の中心へと移動すると、召喚を召還に切り替えゲートを潜る。


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