エイプリルフール記念 番外編その1
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に使われているのはオーラだし、この状態では普通の人には見えない」
「へー。何が出来るの?」
「物を掴むとか殴る、蹴ると言った基本的な行動と、殴った物の時間を操れる感じだ」
常時掴んでいなければ発動出来ない俺のクロックマスターよりは使い勝手が良い能力かもしれない。
「デメリットは?」
「本体のダメージが反映される。たぶん逆も。スタンドが傷つけば俺自身も怪我を負うだろうね。だからスタンド受けた衝撃で俺自身が吹き飛ぶと言う事もあるみたい」
「それは…結構大きいね」
「後は射程距離が有るみたいだね」
「射程距離?」
「使うオーラを増やしていけば最大で15メートルほどは行けるけれど、消費がバカにならない。消費を気にしないで使える限界がおよそ5メートル」
「なるほど」
と言ったソラは矢先を右手に当てると軽く自分の右手を傷つける。
「そ、ソラ!?」
「ん、大丈夫。平気」
ソラは矢を俺に返すと傷口をぺろりと舐め簡単に止血する。
「アオの話が本当ならこれで私もスタンドを発現できるはず…どうやって出せばいいの?」
まぁ確かに、DIOの言う事を信じればスタンド能力を身につけた原因があの矢にある。であるならば条件はそろった事に成るはずだ。
「最初に発現したのは背の届かない物を取ろうとした時だ。それからは何となく有る物と認識したのか特に何か引き金になるような事は無いかな。…なんとなくスサノオを使う感覚みたいだと思ってくれればいいよ」
何かを操ると言う感覚が凄く似ている。
「なるほど」
ソラは上を見上げると今の身長では届かない木の枝に手を伸ばし掴もうとする。するとソラの腕から離れるように半透明の腕が出現し、腕だけじゃ届かないのかその全身がソラから出現し枝を折り降りてきた。
現れたそれは女性型で、全身にマークされているのはやはり剣十字のマーク、その瞳は写輪眼のようだ。
降りてきたそれはソラのからだに戻るように消えて行き、ソラの手に折れた枝だけが残る。
「名前を考えないとね」
「名前?」
「スタンドの名前。アオのスタンドにも有るじゃない?」
そう言ったソラは少し思案した後思いついたように言った。
「そうだなぁ…イノセントスターター…うん、イノセントスターターがいい」
「そっか」
それから一月余り、スタンドを身につけたソラと互いのスタンドを使って色々な事を検証し、その特性を理解する。
スタンドは自身の思うように操る事が出来る。
ダメージの相互関係はスタンドが負ったダメージは自身に返り、自身の負傷はスタンドに反映される。
射程距離が有り、俺もソラもおおよそ5メートルくらい。しかしこれは絶対ではなく、込める
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