エイプリルフール記念 番外編その1
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日二度目のぶん殴り。殴られたエネルギーで承太郎さんは後ろにのけぞった姿勢で空中に固定されている。
「何っ!?」
驚きの声はどちらだっただろうか?承太郎さんか?それともDIOだったかもしれない。
そして時が動き出し、承太郎さんは派手に吹き飛んでいくが、エターナルブレイズが体を巻き戻しているのだ。痛いかもしれないが傷はつくまい。
それよりも俺は此方の対応をしなければ成るまい。
『ラウンドシールド』
迫るナイフをエターナルブレイズのコブシで弾き、残りは防御魔法で弾き飛ばす。
「まさかお前まで我が止った時の世界に入門してくるとはな…」
物陰から声だけが聞こえてくる。
「ここで叩かなければならん。二人ともだっ!止った時を制するのはこのDIO一人で無ければならないっ!」
そしてまた時が止る。
何処だ?何処から来る?と考えていると巨大な影が地面をよぎる。
「タンクローリーだっ!」
どうやらDIOは石油の入ったタンクローリーを抱え上げ、止った時の中を移動してきたようだ。
その重さはトンクラスであり比重によっては簡単に人間なんて潰れた蛙のようになってしまうだろう。
「どれだけこの世界で動けるのか分からぬが、一秒か?それとも二秒か?どちらにせよもう遅いっ!スタンドを操る能力も発火能力も遮蔽物が有れば使えまいっ!」
俺の能力を分析はしていたのか。どちらも視界を媒介にする能力だ。確かにこの状態では使い辛い。
DIOは勝ち誇ったようにタンクローリーを投げつけ、その上に載るとザ・ワールドを出現させてタンクローリーを叩き壊す。
「くっくそっ!」
俺は止った時の中でエターナルブレイズを動かし下からコブシを突き上げてタンクローリーを押し返そうともがく。
「無駄無駄無駄ぁっ!」
その強力なスタンドパワーでさらにタンクローリーを押し込み、打ち砕く。
承太郎さんも止った時の中を駆けて来るが、吹き飛ばしすぎて間に合わない。
ほんの数回殴った所で俺のエターナルブレイズの攻撃が止る。…限界だ。
「そして時は動き出す」
一瞬で破壊されたタンクローリーからばら撒かれた石油に漏電したバッテリーから吹いた火の粉で引火し大爆発が起こり、辺りを爆音と炎で包み込む。
その爆発にいかにスタンド使いとは言え生身の人間では耐えられるものでは無いだろう。
「あはははははっ!このDIOに屈さぬからこう言う事になるのだっ!」
「てめぇ…っ」
承太郎が目の前で子供を殺された事に怒りをあらわにしている。
「正直に言おう。わたしは承太郎、貴様よりあの子供の方が脅威だったのだよ。その排除に成功した今、貴様などたいした障害になりえない」
「てめぇにはそれ以
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