エイプリルフール記念 番外編その1
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から彼の魂が抜けていく事は無いだろう。
それに何故かさっきDIOが承太郎さんを攻撃するのを体は動かないが見えていたような気がしたのは気のせいだろうか…
そして迂闊に自身のスタンドを出さないのは俺に操られる事を警戒しての事だろう。炎を操る能力とスタンドを操るスタンド能力者だと思っているのでは無いだろうか。
しかし、スタンドのルールとしては一人一個の能力しか持っていないと言うルールが存在すると聞いたのはまた後の事だ。
だがそれゆえにDIOは俺を警戒しているのだ。俺の態勢が整うのを見てDIOは物陰に一瞬で引っ込み、視界の先から消えてしまったのだから。
DIOの姿が一時的に消えた事と、俺がスタンド使いだった事で承太郎さんが走りよってきた。
「君はスタンド使いだったのか…」
「そのようですね。ほんの少し前に身につけたばかりですが」
「しかし、なぜこんな所?それとなぜ俺を助けた?」
「この能力を身につけた所為で俺はあの男には両親を殺されました。まぁ、弔い合戦と言う事ですね」
「そうか…」
そんな会話をしていた瞬間、体が金縛りにあったように動かなくなった。
時が止った!?
しかし、今度は確実に俺は止った時間を認識している。
物陰から一瞬飛び出して何処で回収したのか大量のナイフを此方に投げつけ俺と承太郎さんの周りを囲み込み空中に固定されるように止った。
このまま時が動き出せばおそらくそのナイフが動き出し俺達に刺さるだろう。
この止った世界の中でその法則を超越して動けるのはどうやらスタンドエネルギーだけのようだった。感覚的にだが、一振りか二振りくらいエターナルブレイズのコブシを振るうだけは動けそうな感覚は有るが、忍術や魔法、魔導が使えるような感じは全くしない。
「どうするんだ承太郎。どうやらお前はこの止ったときの中で多少なりとも動けるようだが、そこの小僧は違うぞ?引けばお前は助かるかもしれないが、その小僧は確実に死ぬ」
そう言うとDIOはまた物陰に隠れて身を隠した。
「ちっ…」
承太郎さんは悪態を付いた後スタープラチナを繰り出してコブシを二振り。幾つかのナイフを弾き飛ばすとそこで再び動きを止めた。
どうやら止ったときの中を動く事が出来る限界のようだ。
しかし、ただのナイフなど堅をしている俺にはたいしたダメージが有る訳では無い。問題は承太郎さんだ。
時が動き出す前に俺は彼を殴らなければならない。何故ならナイフの一本が急所に直撃コースであり、動き出した振り上げたコブシでは打ち払う時間は無さそうだったからだ。
仕方ないよな…
「エターナルブレイズっ!」
『ハァッ!』
エターナルブレイズの腕がスタープラチナをぶん殴る。
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