第二章 A's編
第五十四話 『救済と戦闘準備』
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しないようにしながらも近くによる。
「なのはちゃんにフェイトちゃん、それにシホちゃんもごめんな。うちの子達が迷惑かけて」
「ううん」
「平気」
なのはとフェイトがそんな事はないと首を振る。
「シュバインオーグ…約束を守ってくれて感謝する」
「ええ。これでもう素直に感謝の言葉を受け取ることができるわ。はやてを救う事ができたんだから」
「ああ…」
それで和気あいあいな空気になるかもしれないところでクロノが出てきて、
「水をさしてしまって悪いが、僕は時空管理局執務官クロノ・ハラオウンだ。
時間がないので簡潔に説明する。あそこの黒い淀み、闇の書の防衛プログラムがあと数分で暴走を開始する。
僕らはそれを、何らかの方法で止めないといけない。停止のプランは現在三つある。
一つ、極めて強力な凍結魔法で停止させる。
二つ、軌道上で待機している艦船アースラの魔導砲アルカンシェルで消滅させる。
そして三つ目は…」
クロノは私の方へと向き、
「シホのエクスカリバーによる絶大な威力で塵も残すことなく消滅させることだ。シホ、できるか?」
「まぁ、前までならできなかったけど…私は夢の中である人の意思を受け継いだ。それによってセイバーを呼び出せる。セイバー、出れる?」
『はい、大丈夫です。シホ』
そしてアンリミテッド・エアから光が飛び出しセイバーが姿を現す。
「なっ!? セイバー、なのか!」
「ええ。シロウは私がいる事を知るのは初めてでしたね。ですが今は…シホ、いきましょう!」
「ええ! セイバー!」
『ユニゾン・イン!!』
瞬間、私とセイバーはユニゾンして赤い聖骸布の甲冑は一瞬で解ける。
そして代わりにセイバーの青いドレスが纏われその上に騎士プレートがはめ込まれて行き私の姿はセイバーに近い格好へと変貌を遂げた。
髪の色も朱色から金色に変わり、目の色も碧眼へと変わった。
《Excaliburform.》
アンリミテッド・エアが聖剣エクスカリバーフォームへと姿を変えた。
「…よし。これでいつでも準備は万端よ」
「よ、よし…これで三つ目の手段も実行可能となったな」
クロノは少し驚いているようだけどなんとか平静を保てたようだ。
「それで、でもシホのエクスカリバーも威力が甚大だからこれ以外にもなにか方法はないか?
闇の書の主とその守護騎士達に聞きたい」
「えっと、最初のは難しいと思います。
主のいない防衛プログラムは、魔力の塊みたいなものですから」
「凍結させても、コアがある限り再生機能が止まらん」
これで第一プランは消えたことになる。
「アルカンシェルも絶対ダメだ! こんなところでアルカンシェルなんか撃ったらはやての家までブッ飛んじゃうじゃんか!」
「
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