第二章 A's編
第五十四話 『救済と戦闘準備』
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前をもらったわね」
「はい。私にはもったいないくらいの名前です。感謝します、我が主…」
「うん」
「それじゃまた外で会いましょう。はやてにリインフォース」
「待っているぞ」
シホちゃんと士郎がこの空間から先に姿を消した。
「新名称、リインフォース認識。管理者権限の使用が可能になります」
「うん…」
「ですが、防御プログラムの暴走は止まりません。管理から切り離された膨大な力がじきに暴れだします…」
「うん。まぁ、なんとかしよう…いこか。リインフォース?」
「はい。我が主…」
◆◇―――――――――◇◆
Side シホ・E・シュバインオーグ
どうやら外に出られたようだ。
見れば私の肩には士郎が鷹の姿でとまっている。
フェイトも脱出できたようである。
あっちはどんな夢を見ていたのかな。
そこにフィアが高速の勢いで私に抱きついてきた。
「信じていました! お姉様!」
「うん。それまでよく頑張ったわね。フィアも、なのはも」
「うん!」
『みんな気を付けて! 闇の書の反応、まだ消えてないよ!!』
そこにエイミィさんの警告の声が聞こえてくる。
これからが正念場という事ね…!
見れば目の前に黒いよどみが出来上がっている。
見ようによっては今にも破裂して厄災を振りまく球体のように見えるわね。
『みんな! 下の黒いよどみが暴走が始まる場所になる。
クロノ君が到着するまでむやみに近づいちゃダメだよ!』
エイミィさんの報告で私達はただそれを見守る。
それと上の方に白い球体が浮いている。
周りには四つの光が浮かんでいる。
きっとあれが…。
瞬間、球体は光をあげた。
そして光が収まったらそこには守護騎士達が立ち並んでいた。
「ヴィータちゃん!」
「シグナム!」
なのは達が声を上げる。
「我ら、夜天の主の下に集いし騎士」
「主ある限り、我らの魂尽きる事無し」
「この身に命ある限り、我らは御身の下にあり」
「我らが主、夜天の王、八神はやての名の下に」
騎士達がそれぞれ宣言を述べると中心の白い球体が割れて騎士の甲冑を着たはやての姿が現れた。
はやては杖をかかげる。
「夜天の光よ、我が手に集え。祝福の風リインフォース、セーットアップ!」
その掛け声とともにはやての甲冑にさらに追加の武装が施されていき闇の書と似たような格好になった。
士郎がはやての方へと飛んでいき肩にとまる。
守護騎士達ははやてにそれぞれ謝罪の言葉をのべる。
それにはやては柔らかい笑みを浮かべて大丈夫といった。
はやてが「おかえり、みんな…」と言うとヴィータが感極まったのかはやてに抱きついて泣き出した。
どこか和やかな空気が流れる。
私達はそんな空間を邪魔
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