第二章 A's編
第五十三話 『受け継がれる魂と記憶』
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シホとフェイトが消えてしまった事態になのはとフィアットは気持ちが動転しながらもエイミィにどうなったのかを聞く。
「エイミィさん! シホちゃん達が!」
「お姉様が!」
『ちょっと待って………!』
エイミィは必死に調べ上げる。
『シホちゃんとフェイトちゃんのバイタル、まだ健在。闇の書の内部空間に閉じ込められただけ。助ける方法は現在検討中!』
エイミィがそう報告すると一応の安心を得たなのは達であった。
だがそこに割り込みで通信が入ってくる。
相手はリーゼ姉妹だった。
『エイミィ。シホはどうなったの!?』
『ロッテ!? い、今シホちゃんは闇の書の内部空間に閉じ込められているみたいなの…』
『…そうか。でもまだ第一プランは続行でよろしく』
『どういうこと?』
『まだ八神はやての精神にアーチャーが語りかける希望が残ってる。
それにもしかしたらシホも内部から八神はやてにたどり着くかもしれない』
『…わかった。なのはちゃん、フィアちゃん! だからまだ闇の書の意思に説得をよろしくね』
「わかりました!」
「はいです!」
そして二人を吸収した闇の書は。
「…我が主もあの二人も醒める事のない眠りのうちに、終わりなき夢を見る…生と死の狭間の夢、それは永遠だ」
「永遠なんてないよ…。みんな変わってく、変わっていかなきゃいけないんだ。私も、あなたも!」
「そうです! そんなものはまやかしです。夢とは淡いもの…いずれは醒めるものなんです!」
二人は杖と槍を構え、
「なのはさん、いきますよ! 私は前に出ます! 後方からお願いします!」
「わかったよ、フィアちゃん!」
「お姉様達が帰ってくるまで頑張りましょう!」
「うん!」
◆◇―――――――――◇◆
Side シホ・E・シュバインオーグ
ここは、どこだろう…?
…私は、確か。
夜天の魔道書と戦っている時になにかの攻撃を受けて意識を奪われたはずだ。
光が目を覆う。
それで開けてみるとどこか懐かしい場所だった。
「え…? 衛宮家の、私の部屋、か?」
ッ!? 声が!
気づいてみて私はあることに気づく。
今は衛宮士郎の体だ。
ど、どういうことだ?
私は…一体?
「先輩、起きましたか?」
こ、この声は…!
ふすまが開かれそこから私の後輩の桜が姿を現した。
「さ、桜なのか…?」
「…? もう、どうしたんですか先輩。今日はいつも以上にお寝坊さんのようですね。
すぐに目を覚ましてくださいね。居間ではもう皆さんが待っていますよ?」
「みんな…?」
「はい。藤村先生にセイバーさんにライダー、姉さん、バゼットさんにカレンさんです」
「…!」
「…もう、先輩は本当
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