第5話
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いた、スペシャルなニックネームである大佐と呼ばれている。よろしくな不動」
「よろしくお願いします田尻殿」
田尻殿に頭を下げる。一見すると普通の執事に見えるが、立っている姿に隙が無く、かなりの実力者だと分かる。出来れば1度、手合わせをしてもらいたい方だ。
「では、次はベニス。お前が挨拶なさい」
「はい。私は朱子(ベニス)。大佐の次に久遠寺家で長く働いているメイドよ。料理を担当しているわ。よろしくね。皆はベニて呼んでるから、そう呼んでちょうだい」
「よろしくお願いします。ベニ。俺は悠斗と呼んでください」
朱子(ベニス)と挨拶をする。真っ赤なポニーテールが印象的な女性だ。何となくだが、名前から予想すると海外出身の人なのかも知れない。
「ああ。ちなみに言っておくが、ベニはイタリア出身だ。日本人じゃないからな」
「姉さん。いくらなんでも、名前のイントネーションから分かる気がするわよ」
森羅様が俺が疑問に思った事を説明してくれた。美有様は呆れながら紅茶を飲んでる。
更に自己紹介は続く。
「じゃあ、次は美鳩。あんたよ」
「クルッポー。私は上杉
美鳩。ミューちゃんの専属メイドをしております。錬ちゃんの姉です。よろしくお願いします」
「はい。よろしくお願いします」
何故か、鳩の鳴き声の真似をする美鳩さん。名前に鳩の文字が入っているから、意識しているのだろうか?
「じゃあ、次は宇宙一可愛い私の弟の錬ちゃんでえ〜す」
「鳩姉。ありがとう。俺は上杉錬。美鳩姉の弟だ!今は森羅様の専属執事をしている!錬て呼んでくれ!」
「よろしくな錬。俺は悠斗と呼んでくれ。お前とは気が合いそうな気がする」
互いに握手を交わす。錬は田尻殿程ではないが、熱い魂を感じた。彼は鍛えれば、一角の武人になりそうだ。
握手を止めて1歩下がる錬。
彼の隣には、久遠寺家の中まで案内してくれた執事が立っていた。
「僕は清原千春と言います。夢お嬢様専属執事ですが、基本的にはお掃除をメインにしています。よろしくお願いします悠斗さん」
「ああ。よろしくお願いします。千春君」
彼とも握手を交わす。まるで女性のような綺麗な手だった。本当に男なんだよな?
「夢と南斗星に関しては、昨日の段階で挨拶が済んでいるのだろう?省いて構わないな?」
「はい。大丈夫です。わざわざ申し訳ありません森羅様」
「なに。初めて着た相手に、礼を尽くすのは当たり前だ。気にする必要はない。それより、何か聞きたい事はあるか?」
森羅様が訪ねて来る。俺は聞きたい事は無いが、手合わせをしてみたい。揚羽様をチラリと見る。
「ふむ。森羅殿。悠斗はどうやら田尻殿との手合わせを望んでいるのだが?」
「「「「「
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