第5話
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。揚羽様が近くにあった席に座る。
「そう言えば、夢以外の方は初めてお会いするのであったな。紹介しよう!こやつは、不動悠斗!我の伴侶だ!」
「「「「な、なんだって!!」」」」
「ほぉ〜。まさか、揚羽に婚約者がいたなんてな。初耳だったぞ」
「あら、残念。出来れば彼に半ズボンを履いて貰おうかと思ったのだけれど」
「あ、そう言えば、昨日もそう言ってたね」
「そうだね、夢。お肉をくれるから好い人だよ」
ダンディーな執事さん以外の方は驚いている。
若干変な単語が聞こえたのは間違いだと信じたい。俺は揚羽様の側に立つ。
「先程揚羽様より紹介していただいた、不動悠斗と申します。お見知りおきください。あと、あくまでも伴侶の件は候補の一人にしか過ぎません故」
「む?悠斗よ。恥ずかしがる事はないぞ!堂々と我の伴侶と宣言して構わぬぞ?」
「揚羽様。まだ、私は九鬼帝様から、認められておられません故にそう言った事を申すわけには・・」
いや、揚羽様は好きか嫌いか聞かれたら好きですよ?ただ、あんまりにも身分違いな気がするんだがな。しかも、英雄様や紋白様は揚羽様の伴侶と俺を認定しているようだしな。
(てか、俺には恋人がいるんだけどな。3人程。まあ、あっちはあっちで頑張ってるだろうしな)
そんな事を考えていると、上座の席に座っている黒髪ロングヘアーの女性がカップをテーブルに置いた。
「ふむ。まあ、いろいろあるのだろう。九鬼家は我が久遠寺家と違い、世界的に影響力の有る家だからな。そう言えば、自己紹介がまだだったな。私は久遠寺森羅。七浜フィルハーモニー交響楽団で指揮者をしている。久遠寺家の家長でもある。よろしく悠斗」
「よろしくお願いいたします。森羅様」
俺は久遠寺森羅様に、頭を下げる。ただ挨拶を交わしているだけなのに、彼女のカリスマ性が俺に伝わってくる。
「そうね私も自己紹介しなくてわね。私は久遠寺未有。久遠寺家の次女よ。何か悩み事があったら相談なさい。必ず有益なアドバイスをしてあげるから。報酬は、貴方の半ズボン姿を写真に納めるだけで結構よ。こうみえても、大学を飛び級で卒業しているから」
「はい。もし、何かあった時は相談させていただきます!よろしくお願いいたします」
久遠寺未有様に、頭を下げる。身長こそ低いが、一番まともな感じのする方だ。半ズボン以外は。
「えーと、夢は昨日したからいいよね?」
「はい。夢お嬢様。よろしくお願いいたします」
揚羽様のご友人であられる久遠寺夢様に、頭を下げる。揚羽様のご友人故に、きっと凄い方なのだろう。
「では、次に使用人を紹介しよう。大佐から初めてくれ」
「分かりました森羅様。私の名は田尻耕。普段は夢お嬢様からつけていただ
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