第一幕その三
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色をしておりその中に星の瞬きが見えた。
そして非常に背が高かった。普通の男性と同じ位はあろうか。そして姿勢もよく均整のとれたギリシア彫刻の様な身体とよく合っていた。
「あら、ズデンカ」
彼女は机の上に頭を抱えている少女に声をかけた。
「一体どうしたの?」
「姉さん」
ズデンコ、いやズデンカは顔を上げた。実は彼女の本名はズデンカというのだ。男ということになっている為この名を使うしかないのだ。
そしてこの美しい女性こそアラベラであった。言うまでもなく彼女の姉である。
「そんなに思い悩んで」
「何でもないわ」
彼女は無理をして笑った。
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