二十三話〜一騎打ち〜
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か、フェイト」
「い、隠? うん。だいじょうぶ」
「一人で飛べるな?」
「うん。ありがとう」
そして、テスタロッサが隠にお姫様抱っこされた状態から離れて、自分で浮かび上がると、テスタロッサのデバイス、バルディッシュがテスタロッサの持っていたジュエルシードを出して、空中に浮かべた。
「私の、勝ちだね」
「……そう……だね」
二人が会話を交わし始めると、空は一瞬で暗雲が立ち込め紫色の雷がテスタロッサに向けて落ちてきた。
「フェイト!! うおおおおおおおおおお!!」
「隠! それに……母さん……」
瞬時に隠がテスタロッサを庇うようにシールドを展開して防ぎ、テスタロッサは空を見て、呆然と今起きている事が信じられないとでも言うかのような表情をしてボソリと誰にも聞こえない大きさで呟いていた。
―――フェイト……もう少し……もう少しお姉ちゃんが助けてあげるからね―――
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