二十三話〜一騎打ち〜
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ロになって時の庭園から逃げ出したアルフの証言により、黒幕がテスタロッサの母であるプレシア・テスタロッサであると突き止めた。
そこでこの戦いへと至る。今まで何度も戦ってきた高町とテスタロッサの最後の戦いとなるだろう。
まずは挨拶代りとばかりに両者魔力弾を打ち出し、それを高町が素早く避けると、防御していたテスタロッサに、またも砲撃を繰り返す。
しかし、テスタロッサは素早く飛び回りながら鎌型のデバイスでそれを切り裂き、なのはへと襲いかかるが高町はラウンドシールドという円形の魔法陣を前方に作り出し、それで容易く、テスタロッサに気付かれぬように切り裂かれなかった魔力弾を手動で操り、背後から襲いかからせる。
だが、寸前でテスタロッサが後ろを向き、魔法陣を出して防御するが、向きなおった先にシールドを展開していたはずの高町はいない。
『Flash move』
「せえええええええい!!」
気合の声と共に高町がやってくるのは上空。
杖型デバイスであるレイジングハートでフェイトに殴りかかる。
『あああ……近接向きのデバイスじゃないのにあんな無茶しちゃ駄目ですってば……』
「お前が心配するのもおかしなもんだな。ルナ」
『んぐ……。そこの所突っ込まないで下さいよ。マスター』
それから続く一進一退の攻防。最早実力で言えばテスタロッサに差し迫る程のものを、この短期間の間で身に着けた高町だが、経験の差から高町が押され気味だ。
そして、テスタロッサが覚悟を決めたような表情をすると、テスタロッサの周囲には十数個の雷球が浮かび上がり、それに動揺した高町にバインドを掛けて縫い付けると、そのまま何かの詠唱を始める。
「ライトニングバインド……まずい。フェイトは本気だ!」
それを見たアルフが焦ったように言うと、すぐさまユーノがサポートに向かおうとするが、バインドに縫いとめられている高町が断る。自分とフェイトの一騎打ちなのだから手を出すな。ということらしい。
―――漢らしい女の子だねー。あの子は―――
……そりゃ主人公ですから。
―――ん? 何か言った?―――
なんにも。
―――……それより、リニスってどうなってると思う……?―――
……多分死んだと見た方が良いだろうな。お前も聞いただろ? 時の庭園からボロボロの状態で逃げてきたアルフの言葉を。
アルフは最初、鞭で実の娘のフェイトを打っていたことにとうとう我慢出来なくなり、プレシアの所へ乗り込んだが、そこにいたのは最早瀕死の状態のリニスとそれを見て苦々しげな顔をしているプレシアがいたらしい。
それでも激情に身を任せて殴りかかると、雷で返り討ちに遭い瀕死の状態に。
そして、止めを刺そうとしたプレシアを見て諦めたアルフだったが、最早動ける状
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