真の敵〜
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した。
「大鎌は俺達が食い止める!!みんなは側面から攻撃してくれ!」
「・・・わかった!気をつけろよ、二人とも!」
キリトとアスナはその言葉に笑みで返してきた。見ると咲を含むプレイヤー達が攻撃を仕掛けていた。
「うわあああ!!」
目の前で何人かが薙ぎ払われる。・・・足にも攻撃判定があるのか・・・!
『亮さん!接近する前に回復を!』
「わかってる!」
すぐにハイポーションを飲み干し、擬音だけを持って走る。
「でりゃあああ!!」
ソードスキルを発動、撃ち込むが・・・まったくHPバーは減らない。
「ちぃ・・・!」
「はぁぁぁ!」
咲がヴォーパル・ストライクを撃つが、こちらも効いているか分からない。
「迷切・・・!龍舞斬!」
飛び上がり、一気に振り下ろす。
「岩を相手にしてる気分だ・・・!」
「簡単に砕ける分、岩の方がマシだっつの!」
「そう、だけど!」
ガキィン!
『ランダム攻撃、来るッス!』
「・・・!っぁ!」
咲は寸前で骨を回避する。
「くっ・・・鬱陶しいぜ・・・」
「だけど、ゲージは減ってる。・・・守るな・・・攻めるぞ!」
「おうよ!」
ヒースクリフやキリトとアスナが鎌を受け、俺達が攻める・・・その戦闘は一時間にも及んだ。
「うらぁぁぁ!!」
「せぇぇぇい!!」
渾身の一撃を放ち・・・その巨体が・・・爆散した。
「や・・・やったか・・・」
『敵、完全消滅・・・勝利ッス・・・』
俺と咲はそれを聞いてその場に座り込む。
「久々に・・・しんどかったな・・・」
「まったくだ・・・ま、詠達の力を借りなくて済んだけどな・・・」
『大丈夫ですか?亮さん』
『生きてるけど・・・HPは平気?咲』
俺も咲もさっきポーションを飲んだのに、HPはイエローに入っていた。
「何人・・・やられた・・・?」
同じようにしゃがみこんでいたクラインがそう問い掛ける。キリトはマップを呼び出し、人数を数える。
「・・・14人、死んだ」
「・・・うそだろ・・・」
エギルの疲れた声が聞こえる。・・・攻略組は数百人くらい・・・このままじゃ100層に着く頃にはどうなるのか・・・ふと、ヒースクリフが目に入った。彼は沢山倒れたり座り込んでいるプレイヤーのなかで唯一立っていた。そのHPは減ってはいるがイエローには入っていない。しかもその顔に消耗はなく、まるで戦っていないかのようだ。
「・・・?」
その顔を見て疑問を抱いた。なんだ・・・?あの顔を何処かで・・・まるで、全てが自分の予想通りというか・・・神のような・・・
「于吉・・・ヴ
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