第二十話
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ませんでした。 多くの方のお助けによりミュアハただいま戻ること叶いました」
「よくぞ戻った。旅の埃を払い、まずはゆっくり体を労うがよい。」
俺を抱きとめてくれた父上の頭にはいくつか白いものが目立ち、目じりの皺が増えていた。
その後、ベウレク卿を探し、レンナートさんのことを詫びた。
「あやつも殿下のお役に立てたなら本望でしょう、お気になさいますな」
「しかし……わたしがもっとしっかりしていれば…」
「殿下、後ろをご覧ください。化け物がおりますぞ」
……振り向くとそこには松葉杖を突き、左目に眼帯をしたレンナートさんの姿があった。
「おかえりなさい!殿下!」にいっとレンナートさんは笑みを見せた。
号泣しはじめた俺を見つけたセルフィナさんがやってきて俺の手を両手でぎゅっとしてくれた。
俺は、帰ってきたんだ。
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