暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR1
0141話
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だったが、その表情はギルフォードの次の言葉で驚愕へと変わる。

「キュウシュウブロックの関門大橋が破壊されました」
「何!?」
「他、4ヶ所で陸路が。さらに玄界灘に強襲揚陸艇が多数侵入してきています」
「中華連邦か!? しかし、宣戦布告は……」
「いえ、それらの艇体には日本の国旗が!」

 そう、原作通り中華連邦――表面的には日本の亡命政権だが――がキュウシュウへと侵攻してきたのだ。

「こうなると、一連のリフレインを使った作戦も今回の奇襲から目を背ける為だったのかもしれないな」
「してやられたという訳か」

 ギリッっと奥歯を噛み締めるコーネリア。リフレインを使ったというのはらしくないが、もしかしたら黎星刻が立案した作戦なのかも知れない。
 黎星刻。上層部が無能揃いの大宦官に支配されている中華連邦ではそれ程発言力は大きくないが、その能力は極めて強大だ。スザク並の身体能力に、ルルーシュ並の頭のキレ。唯一にして最大の弱点は、その身が病に蝕まれている事だろう。

「とにかくキュウシュウをこのままにはしておけん。すぐに出る。出撃準備だ。ギルフォード、すぐにダールトンにも知らせよ。アクセル。お前にも来て貰うが構わないな?」

 コーネリアの声に黙って頷く。原作通りなら天気は荒れている筈。そうなると船を使っての出撃は不可能。となると自然と空になるんだが……
 ふと、脳裏にナリタでの戦いの事が思い浮かぶ。あの時、ロイドはランドリオンの解析に集中しすぎていてサンドボードが完成していなかった。今回のフロートユニットは大丈夫だろうか。
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