コードギアスR1
0141話
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?」
「このイシカワ地区のテロリスト達に指示を出していると思われる人物の割り出しに成功しました」
「本当か!?」
「はい。情報部の調査によるとこのカナザワに潜伏している模様です」
……何?
「我々の足下にか?」
「はい。どうやら中華連邦の、それも大宦官の手足となる人物のようです」
「大宦官……なるほど、リフレインを使った作戦はあの俗物共の考えそうな事だ」
大宦官。天子を傀儡にして好き放題やっている奴等だ。原作通り、腐った性格をしているらしい。
「正確な居場所は掴んであるんだな?」
「はい。詳細はここに」
キノーが持っていた報告書を手渡す。そこには今回の件を裏で操っていた者の所在が書かれているのだろう。
その報告書を読みながらコーネリアが感心したように口を開いた。
「なるほど。確かに本物のようだ。それにしても自分が怪しまれない為に敢えて戦力を用意しないでこちらの懐に入り込むとはな。あの大宦官共の手足にしてはそれなりに優秀ではないか」
それからの事の進展は早かった。情報部を中心として黒幕を確保。その後は偽情報を流してテロリストを一ヶ所へと集結させ、包囲して殲滅。生き残りは捕虜となったが、その殆どがリフレイン中毒者となっておりコーネリアの頭を悩ませる事になった。
結局俺達がトウキョウ租界へと戻ったのはそれから数日後の事だった。
この時期、原作ではユーフェミアとスザク、ルルーシュ、カレンが式根島から神根島へと飛ばされて行方不明になっていたのだが、その辺の連絡は一切無かった。恐らくコーネリアの妹に対する溺愛ぶりを知っていた為隠し通す事にしたのだろう。あるいは俺が知らないだけでシュナイゼル経由で連絡があったのかもしれないが。
「思ったよりも時間がかかったな」
政庁の謁見室。そこで俺はコーネリアの会話の相手をしていた。ギルフォードはダールトンと共に俺達がいない間の情報を整理しているらしく、この場にはいない。
「リフレイン……これをまずはなんとかしないといけないな」
「ああ。だが、この手のものは根絶がなかなか難しい。エリア11の総生産にも影響が出てきているしな」
「総督!」
コーネリアの話を遮るようにして、一人の男が近づいてくる。コーネリアの幕僚の一人だが、その顔には汗を掻いている。
「どうした?」
「式根島より連絡がありまして、詳細は不明ですが枢木少佐が命令違反により捕縛されたとの事です」
「枢木が!? 全く……イシカワの制圧が終わったと思ったら」
そして次に現れたのはギルフォード。その表情には珍しく焦りの表情が浮かんでいる。これは……来たな。
「姫様!」
「今度は何だ?」
面倒くさそうにギルフォードに答えたコーネリア
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