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【完結】剣製の魔法少女戦記
第二章 A's編
第五十一話    『交渉』
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丈夫よ、はやて。アーチャーはあなたと一緒にいるわ。でも、今度目を覚ましたときにはあなたは今の出来事を忘れているわ。だからもうお休み…」
「うん、おやすみや…」

そしてしばらくしてはやての寝息が聞こえてきた。
さて、前準備も終わった事だし私は撤退しようとするか。
後、やらなければいけない事は…。


◆◇―――――――――◇◆


翌日、魔力が使えないがフェイトも無事学校へと通う事が出来た。
それで登校後、すずかがはやての話をしてアリサの提案で今日は帰りにはやてのお見舞いに行こうと言う話になった。

「すずかとシホの友達なんでしょ? 紹介してくれるって言う話だったしさ。お見舞いもどうせなら賑やかなほうがいいんじゃない?」
「それはちょっとどうかと思うけど…」
「でも、いいと思うよ」
「私も賛成よ」
「ありがとう」

そして放課後、はやての病室に再度訪れるとはやてと一緒にシャマルさんも一緒にいた。
そういえば守護騎士の中で唯一ばれていないのがシャマルさんだったっけ。

「「「「「こんにちは」」」」」
「こんにちは。いらっしゃい」
「こんにちは、皆さん」
「今日はシャマルさんも一緒にいるんですね」
「はい。他のみんなはいませんけどね」
「そうですか。それじゃなのは」
「うん。これ、ウチのケーキなの。よかったら食べてね」
「おおきに」

それから七人で軽い話で盛り上がった。


◆◇―――――――――◇◆


Side グレアム


「父様。あまり根を詰めると体に毒ですよ」
「そうだよ」

部屋で過去の闇の書の資料を見ていたら電気がつけられ娘達にたしなめられてしまった。
まぁ私もいい歳だからな。
だがまだ私にはせねばならない事がある。
志半ばにして倒れるわけにはいかないな。

「そうだな。ところでどうだい様子は?」
「まぁぼちぼちだね」
「クロノ達も頑張っていますけど、闇の書が相手ですから一筋縄では…」
「そうか」

そう簡単にいったら苦労しない。
私ですらこうして手を尽くしているのだから。

「お前達まで付き合わせてしまってすまないな…」
「なに言ってるの。お父様」
「あたし達は父様の使い魔。父様の願いはあたし達の願い…」
「うん。大丈夫だよ、お父様。デュランダルももう完成しているんだし」
「闇の書の封印、今度こそ大丈夫ですよ」
「うん!」
「うふふ♪」

そう言って二人は笑みを浮かべる。
この笑顔に何度救われてきたことか。
ここが頑張り時だな。

「ところでロッテ。肩の怪我のほうは大丈夫かね?」
「それが…治癒魔法を何度もかけても全然塞がらないんです」
「だからクロノ達の目を盗んで痛みを和らげるのも苦労しているんです、ロ
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