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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第15話 最初の訓練
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「余裕そうですねバルトさん」
「加奈も2対1になっている状態で良く耐えたもんだ」
「あ、ありがとうございます………」

バルトにまさか褒められるとは思ってなかった加奈は思わず口ごもってしまった。

「さて、ひとっ風呂でも入ってくるか………」
「えっ、バルトさんこの後ミーティングだよ!!」
「おいなのは………女の汗ばんだ匂いもそんなに嫌いじゃ無いが、女としてどうかと思うぞ」
「バルトさん!!」
「ちゃんと出てやるから取り敢えず汗くらい流せって言ってるんだよ。固い事ばかり言ってると老けるぞ」
「バルトさん!!!!」

レイジングハートを構え砲撃魔法を発射する前に直ぐに消えたバルト。

「もう………」
「で、どうするなのは?」
「………1時間後ミーティングルームに集合で」
「くくっ、了解!」

ヴィータに笑われ、なのははぶすっと不貞腐れた顔をして中に入っていくヴィータを見つめていた。

「じゃあシグナムさん、私これから本局の方へ行かなくちゃいけないので、エリオ達の事お願いします」
「ああ、任せておけ」

シグナムとフェイトもそれぞれ中へ入っていった。

「それじゃあみんなも1時間後にミーティング室に集合で。取り敢えずお疲れ様」
「「「はい………」」」
「なのはもお疲れ」
「何か色んな意味で疲れたの………」

なのはは加奈と話しながら中へと入っていく。

「………ねえギン姉」
「スバル言わなくても分かってるわ」
「でも………」

顔を俯いたまま、その後の言葉が出ないスバル。

「スバル、落ち込まないの。分かってた事じゃない、私達のレベルなんてあの人達には全然敵わないって」
「ティア………」
「ティアナの言う通りね。悔しいけど私もまだまだよ。お母さんのシューティングアーツも桐谷さんの技も通用しなかった………ハッキリ言ってショックだったわ。だけど私達はまだまだな分、もっと強くなれる。ここにいる意味をしっかり考えて毎日を頑張りましょう」
「ギン姉………」
「私ももっと戦術を考えてどんな相手にも負けない様にするわ、だから落ち込んでたら取り残されるわよ?」
「ティア………うん!!」

2人に言われ、やっと顔を上げたスバル。
いつも通り生き生きとした顔になった。

「よ〜し、頑張るぞーー!!!」
「いきなり叫ぶな!!」
「あたっ!?」

いきなり大声で怒鳴られ、思わずスバルを叩いたティアナ。

「全く………」

そんな2人を見て、思わず笑みをこぼすギンガだった………
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