パーティー?
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エクリアはどういって言いのかわからないようで、沈黙している。
「エクリア、大丈夫だ。お前の呪いは直ぐに解いてやる。だから、思った事を言えばいい」
「ええ」
エクリアはケルベロスから降りて子供達の近くへと行って、膝を折って目線を合わせる。そして、ひとりひとりを見つめ、決意した表情で宣言した。
「貴女達は今度こそ私が必ず守ります」
子供達はそれを聞いて、不安がっていた表情を明るくさせてエクリアや耀達に抱き着いて行く。十六夜も子供達を抱き上げて、肩車させてやったりと仲良くしだした。
「ふぅ〜〜一時はどうなることかと思いましたが、何とかなりそうで良かったです。本当に黒ウサギは心配で心配で…………」
「大丈夫だ。それより、給仕を頼むぞ」
「うっ、本当にあの格好でするんですか?」
「そうだ」
「うぅ〜〜〜〜仕方有りません! 黒ウサギはコミュニティの為に頑張りますよ!!」
決意を決めた黒ウサギは手を叩いて注目を集める。
「さて、皆様を歓迎するパーティーをしますよ。ジン坊ちゃんとリリちゃんは皆さんをお部屋に案内した後、食道へ…………いえ、その前にお風呂の方が良いですね。着替えの服は…………セリカ様、何かありますか?」
「そうだな。ローブやトーガなら沢山あるぞ」
「じゃあ、ひとまずはそれでお願いします。皆さんは流石に着替えなんて持ってませんよね?」
「無いわ」
「同じく」
「私も無い」
「俺は無いな」
「では、ローブとトーガをお願いします」
俺は王の財宝からローブを取り出す。比較的安全な物だ。
「あっ、あの……セリカ様……それって神器……」
「気にするな」
俺は飛鳥と耀、エクリアの女性陣にトーガを渡し、十六夜にはローブを渡した。
「リリ、悪いが下着は最優先に洗って乾かしてやってくれ」
「はい!」
狐耳をピクピクさせて元気に返事をするリリ。
「明日、日用品を買いに行くから皆はそれまで我慢してくれ。それとナベリウスと黒ウサギも入ってこい。料理は俺とリタでしておく」
「わかりました!」
「…………うん…………」
ケルベロスを一心不乱に洗っているナベリウスに向かって、言っておく。砂塵はさっさと処理したいな。
「それじゃ、頼む。そうそう、お前らは期待しておけ」
俺はそう言って食堂に向かう。
食堂ではリタが実体化して料理している。作ってる料理は様々な物だ。
「♪」
「リタ、どうだ?」
「セリカ、こっちは大丈夫よ。カレーもばっちり」
「トッピングは?」
「ハンバーグにオムレツ、トンカツにチキンカツ」
「大丈夫そうだな」
大量の為、カレーにしたが
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