コードギアスR1
0140話
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カワ地区へと出撃する。
「テロリストってのは何でこうも山の中に潜むんだろうな」
G-1ベースのブリッジで思わず口に出す。以前のキュウシュウ地区の時と同じように、このイシカワ地区のテロリストも山の中にアジトを持っている。そして俺がこの世界に初めて転移してきた時に戦う事になったサムライの血にしても山を要塞のようにしていたし、日本解放戦線も以下同文だ。
「元々このエリア11は国土が狭い割には山脈等の自然が多いからな。それに山なら」
「守るに易く 攻めるに難しと言うんだろ。そのくらいは分かってるが、こうも木が茂っているとな……少しくらい愚痴を言わせてくれ」
コーネリアへと言葉を返して、溜息を吐く。
山の中となると当然木々が生えている。そうなると上空からは生い茂った葉が邪魔で、空を飛ぶのが可能なガーリオンの最大の優位性を失う事になってしまう。碌に確認もしないで攻撃した結果、それでブリタニア軍が被害を受けてしまったら……恐らくコーネリアは俺を切り捨てるだろう。激しい気性に隠されがちだが、基本的にコーネリアは部下に対してはかなり優しいのだ。
「それに何も空を飛ぶ事が出来る優位性が全て失われる訳ではあるまい。アクセルならどうとでもなると私は信じているがな。ギルフォードもそう思うだろう?」
コーネリアが俺とは反対側に立っているギルフォードへと声を掛ける。
「確かにそれくらいでどうにかなるアクセルだとは思いませんが」
ギルフォードは苦笑しながらコーネリアへと返す。
「レーダーに反応あり。テロリストの待ち伏せと思われます」
「ほう、キュウシュウ地区のテロリストとは違って随分と潔いな」
「と言うか、あれはリフレインを使った洗脳の実験か何かでイレギュラーだっただけだろう」
KMFによる自爆テロなんて普通は考えてもやらない。そこでリフレインを使ってパイロットの精神を麻痺させるか壊すかして突っ込ませたんだろう。
「敵KMFの機種は分かるか?」
「中華連邦のガン・ルゥが4機。他には戦車の反応が2機程あります」
「ふん、それ程大きい戦力という訳でもないな」
コーネリアの台詞に思わず苦笑する。
「どこも日本解放戦線や黒の騎士団のように大勢力という訳がないだろうに」
「分かっているさ。だが、中華連邦が後ろで操っているというのを考えればこちらを混乱させる為にそのくらいはやりかねない」
……なるほど。確かにコーネリアの言う事ももっともだ。原作の時期的にもそろそろキュウシュウ戦役が始まる頃合いでもある。その事を考えると、確かにこちらを混乱させる為に大量のガン・ルゥを横流しするというのはあり得る話だ。
「まぁいい。ギルフォード、アクセル。敵はKMFもどきが4機に動きの鈍
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