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ヘタリア大帝国
TURN59 大統領発狂その七
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いるのだがね」
 ルースは彼等にもそれを向けていた。
「そう、強権をね」
「!?まさか既に」
「ちょっと、大変よ!」
 キャロルは危機を察し咄嗟にホテルの窓を見た。見るとホテルの下には。
 軍が殺到していた。ホテルは取り囲まれようとしていた。
「このままじゃホテルが!」
「君達にはワシントンに戻ってもらおう」
 ルースの言うことは変わらない。
「身柄は拘束させてもらう」
「くっ、まずは部屋を脱出するんだ!」
 アメリカは咄嗟に判断を下し彼以外の四人に告げた。
「このままここにいても何もならない!」
「ええ、そうね」
 ハンナがアメリカのその言葉に頷く。
「それじゃあね」
「はい、それじゃあ」
「今から」
 こうしてだった。彼等はテレビにいるルースから逃げる様にしてそのうえでまずは部屋から出た、そして部屋を出るとすぐに。
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