第二幕その二
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「そんな習わしがあるのですか」
「はい、私の故郷だけでしょうが」
彼は熱い声で語った。
「美しい習わしですよ。これにより二人は清められ神の祝福を得られるのですから」
「そして晴れて結ばれるのですね」
「はい」
彼は答えた。
「是非私も貴女から水を受け取りたい、清らかな水を」
「わかりました」
アラベラは微笑んで答えた。
「ではその時に」
「わかりました。ではその時に」
二人は頷き合った。そして心は今その水を受け取っていた。だが本当の水はまだであった。
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