第4話 別れのトキ
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Aランクのリニスを相手にしても一歩も引けをとらず
リニスのバリアを砕くほどのアルフの一撃を軽々と受け止めるほどの強固な防御魔法
2人は見たことは無いが探査魔法も行使した
フェイトとアルフが月斗はいったい何者だろうか? と頭を抱えているとコンコンとドアをノックする音がした
「フェイト、アルフ。晩御飯が出来たぞ」
「噂をすれば影」とはこの事か
2人が話していた話題の月斗が来た
「「はーい」」
2人は返事をして部屋ドアを開ける
「今日はリニスの計らいでビックリするような趣向がある。リニスからの伝言で“フェイトは服装をかわいい服を着て髪とリボンをしっかり整えてから食堂に来てください”だそうだ」
フェイトは疑問符を浮かべながらも頷いた
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月斗に連れられ、フェイトとアルフは食堂へと向かった
そこにはリニスと紅茶を飲むプレシアの姿があった
「…! 母さん…!」
「リニスから聞いたわ、課題を全てクリアしたって」
「はっはい」
フェイトは緊張しながら答える
「今日はそのお祝い。一緒に食事をしましょう」
プレシアのその言葉にフェイトは顔を輝かせる
「はい!」
そう言ってフェイトはいすに座った
それを見ていたアルフがリニスのそばで言う
「あの人も母親らしいとこあるんだ」
「親子ですからね」
「それでも、あのときみたいな食事にはならなさそうだな」
月斗がポツリと呟く
「あの時?」
リニスが聞くが月斗は「なんでもない」と返すのだった
「そんなことよりリニス、あのこと、言わなくていいのか」
「あ、すみません」
「あのこと?」
アルフが疑問符を浮かべる
「ええ、実は今夜から少し遠出をしなければなりません」
「あれ、そうなの?」
「フェイトにもあなたにも、教えられることは何も無いですしね。何か聞きたいことがあったら、そのときは月斗に聞いてください」
「んーー」
「あなたがいれば、フェイトはもう大丈夫だから」
「そうかな?」
「そうです、自信を持って」
「そうだ、それに【バリア・ブレイク・アングリフ】を完成させた使い魔なんて次元世界中を探してもお前くらいのもんだ、自身を持て」
リニスと月斗に言われ、アルフは力強く頷く
「それと、後でフェイトに私の部屋に来るように言っといて。私からの贈り物があるからと」
「うん」
「それじゃあ、行きますね」
「リニス、俺も一緒に行ってもいいか?」
「部屋までならいいですよ」
アルフは食堂から立ち去るリニスと月斗の後姿を
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