暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜過去を捨て今を生きる者〜
原作前に小学校に入ろう
何でソレがあるッッッ!?
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恐怖する。
いや、実妹がアニメ声で><こんな顔してたらいろいろと怖いだろ?

「いや、でも陽龍、これマジでうまいぞ!」
「はいはい、わかったから落ち着いて食べようね、慎吾。ボロボロ溢れてる」

汚いから半径二百メートル以内に入ってこないでください。

「どうしたらこんなチャーハンが作れるのよ。うちのシェフといい勝負よ?」
「どうもこうも、普通にしたんだが?」
「たまに陽龍くんって女の子より女の子なの・・・」

どう言う意味だ、なのは?喧嘩売ってんの?

「だって、女の子の私よりお料理がうまいんだもん・・・」

あー・・・。

「なんか、ゴメン?」
「うぅ・・・って、あ」

なのはが机に伏せて腕を伸ばすと、丁度その先にコップがあり、

パリーーン!

床に落ちて砕けてしまった。

「あう、ゴメンなの陽龍くん、美愛ちゃん!」
「ぁ・・・ぁあ・・・」

コップの破片が飛び散る。
僕はただ、それを見ていることしかできなくて・・・。

『兄さん、私は・・・』
「やめ・・・ろ・・・」
「慎吾、どいてッ!」
「あ、ああ」

その光景は、ただフローリングの床にコップが飛び散っているだけのはずなのに、何故か僕には・・・。

『あなたのことを・・・』
「おにぃ!おにぃ!」
「やめて・・・くれ・・・!」

赤い液体が飛び散り、家具が散乱して。

『殺したい・・・』
「やめろぉぉぉぉぉぉぉ!」

「おにぃってばッ!」

ギュッ・・・
僕は美愛に抱きしめられていた。

「み・・・あ・・・?」
「大丈夫。大丈夫だから・・・」
「・・・あぁ」

僕は頭を抱えた状態で椅子から落ちていたので、一度体制を整える。

「ね、ねえ、美愛?一体陽龍はどうしたの?」
「アリサ・・・ねえ、おにぃ」
「・・・うん、大丈夫。僕が話す・・・」

そう言ってもう一度椅子に座る。

 大切な人たちが倒れている光景だった。 

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