SAO編
episode5 火焔の魔窟のカタナ使い
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ものではない。喰らった頭が怯んでいる間も、他の頭がブレスや噛みつきで絶え間なく彼らへと攻撃を続ける。だが、皆、流石の反応速度で次々と攻撃を回避・パリィして、再度ソードスキルの一撃。
「キシャアアアア!!!」
それで勝負は決まったらしく、大蛇は力を失ってマグマの中へと倒れていく。うん、流石はあの『攻略組』、異常ともいえる戦闘集団の一角を占めるギルドだけのことはあるな。うんうんと納得する俺の後ろから、前の連中に気付いたソラが元気よく「あーっ! みなさんお久しぶりですーっ!」と呼びかける。
「おおっ! いい所に!!!」
「久しぶりじゃん!」
「ソラちゃん元気してたー?」
呼びかけに応えて俺達に笑いかけた連中はギルド、『風林火山』の面々だ。少数ながらも堂々と『攻略組』の一員を名乗れるだけの力を持った、正統派で無頼派の奴らで、以前にバカなイベントを開催したときにちょっとした縁でお世話になった連中だ。
そして、俺が声をかけるのは、その中の一人。
悪趣味なバンダナと、珍しいカタナを装備したひげ面の男。
「ひさしぶりだな、クライン。こんなところで会うなんてな。で、ご注文は?」
「お前ェは相変わらずせっかちだな。…まあ、アイテム切れかけてんのは確かだ。何がある?」
「おう、いつも助かるぜ」
クラインに、さっそく商談を始めていた。
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