SAO編
episode4 RUN!RUN!RUN!3
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元へと向かおうと必死に足を動かすイノシシの鼻面を、涼しい顔で盾で力づくで押さえつけている。信じられないほどの力と、盾の防御力だ。アインクラッド最硬の称号もうなずける。あっけに取られて固まったままの俺達に向かって一言。
「ここは私に任せてくれたまえ。シド君に、四十七層で助けてもらった借りの分だ。そして何より私自身、あのクエストを君たちがどれくらいのタイムでクリアするのかを見てみたい」
硬質な表情はそのままだが、その真鍮色の目がすっと細められる。
俺とキリトが、同時に頷く。
「すまん、ヒースクリフさん!」
「まかせた!」
思わぬ援軍の力を借りて、俺達はまた走り出した。
既に荒れ地を抜け、主街区がはっきりと見え始めている。
レースは、とうとう終盤に差し掛かっていた。
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