二十一話〜あるお願い〜
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(管理局は一緒に抑えようとしなかったのか?)
(倒れた所に向かう魂胆だったらしい。……それで、邦介はこのイベントが原作通りにいくと思うか?)
(……五分五分って所かな? ……もしかしてと思うが、蒼也の言いたいことを当ててみようか?)
(……ああ)
(その暴走する予定のジュエルシードを先に封印してしまえばそんなことは起きない。だから俺にそのジュエルシードの場所を教えるから俺、もしくは管理局に一足早く封印してほしい。……こんなところだろう?)
(ああ、ほとんど正解だ)
(ほとんど? 何か違ったのか?)
(俺がお前に頼むのはそれが管理局では取りに向かうことが出来ない場所だからだ。もしかしたらお前なら取りに行くことが出来るような魔法か特典を持っているかもしれないからな)
(へえ……管理局でも行けない場所ってのはどこだ?)
管理局にも行けない場所ってのはどこだ? 誰かの敷地内? それともどこかの豪邸にでもセキュリティ付きで保管されているのか。
そんな俺の予想を裏切る内容を蒼也は言葉にした。
(海中……しかもかなり深い所にある可能性がある)
「うみぃ!?」
それで、冒頭に至るわけだ。
読書も終わり、四時にもなろうとしており、そろそろ夕方が近づいてきていた。
「それじゃ、また今度なー。またどこかで会ったら仲良くしよー」
そして、去っていく八神に俺達は手を振って別れた。
(門音……)
(分かっている。何時頃なら戦える?)
(主はやてが寝た頃に念話を送る。場所は貴様に任せる)
(そうか。……なら、場所は海鳴臨海公園だ)
そう言って念話を切った。
―――ファッ!? あれ!? 私寝ちゃってた!?―――
爆睡だったよ。
そして、蒼也とも別れ、家でのんびりしていると、ルナが急に話し掛けてきた。
『マスター。本当にシグナムさんと戦うのですか?』
「ああ、それにもう10時。そろそろ念話が来るだろうし。ちょっと準備運動しとくか」
『シグナムさんの魔力は推定ランクSです。更にカートリッジシステムも付いているため、マスターでも厳しい相手となるかもしれませんよ?』
「まあ、小手先の技でいったら勝てる自信はあるけど、真正面から戦うのは結構厳しいね。だけど原作通りのシグナムの性格だったなら、俺はこの場合卑怯な手ではなく真正面から剣の腕で倒さなきゃいけないわけだ」
『はい。それさえすればシグナムさんに認められることも可能でしょう。シグナムさんは相手とぶつかることでどんな人物かどうかを見極めるので』
そこから愚痴愚痴とルナが喋り始めたため、軽く無視していると念話がやってきた。
(準備は出来た)
(そうか。今行く)
「それじゃ、ルナ。行くぞ」
『っ
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