第一話、そしてさようなら
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「よし。強欲で謙虚な壷を発動します。」
俺の目の前に三枚のカードが現れた。
……驚きの連続でリアクションが取れません。何を手札に加えるかな?
めくった三枚のカードは……
サイクロン、サイクロン、サイクロン
だった。
「……選択肢がない……」
最悪だ。結局モンスターは引けなかった。
トラップ伏せてエンドするしかない。一枚にするか、二枚にするか……
「………カードを二枚伏せてエンド。」
「デッキの構築が甘い!私のターン!ドロー!。」
ドローしたカードを見て、試験官はニヤリと笑った。
……大嵐でも引いたのか?伏せるの一枚でよかったかもしれない。
……まずい……
「君に伝説を見せてやろう!私は場のアクアマドールを生贄にささげ!ブラック・マジシャン・ガーァァァァァァァッァァァァァアッァル!を召☆喚!」
「召喚時、激流葬で。」
「うわぁっぁっぁぁっぁぁっぁぁっぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあっぁぁあぁぁぁっぁあぁ!」
タイミングが早かったかもと思ったが、相手の反応を見るに良かったらしい。
「……カードを一枚伏せて、ターンエンド「エンド時サイクロンで」……はい。」
「ドロー、スタンバイ、メイン。」
引いたカードはモンスターだった。いけるぞ。
「炎王獣バロンを召喚します。」
炎王獣バロン
ATK1800 DEF200
「バトル。バロンでアタックします。」
「ぐあっ」
試験官LP4000→LP2200
「メイン2。カードを2枚伏せ、ターンエンド。」
「……許さん……」
「はい?」
「もう、決闘できない体にしてやる!ドロをををおをををををををおぉぉっぉおぉぉぉぉおぉ!!!」
一瞬、彼の手が光った気がした。
何をそんなに怒っているのか解らないが、警戒しとくか。
「……ありがとう、私のデッキ……私は手札から、黒魔術のカーテンを発動!」
試験官LP2200→LP1100
「このカードは、ライフを半分支払い、手札、デッキ、墓地からブラックマジシャンを特殊召喚する!来い!ブラックマジシャン!」
ブラックマジシャン
ATK2500 DEF2100
「放て!黒・魔・導!」
ブラックマジシャン 炎王獣バロン
ATK2500 ATK1800
「ダメステいいですか?」
「何だ!早くしろ!」
「罠カード、幻獣の角を発動。バロンの攻撃力を800ポイントアップします。」
「と、という
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