第二章 A's編
第五十話 『見えてきた光』
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生しちゃうシステムも入っています』
「なるほど…」
『これで今のところは情報はすべてです』
「わかったわ。ありがとう、フィア」
『いえいえ♪ なんでも言ってください。お姉様の頼みならなんでも聞いてみせます』
「そ、そう…。でもそうなると、外からの力ずくは駄目、闇の書の直接干渉も駄目。と、なると後残されてくる手としてはやっぱり…」
『なにか思いついたんですか、お姉様?』
「ええ。望みはまだ薄いけど闇の書の完成と同時に管理者権限をはやてに握らせればいいんじゃないかしら?」
『それは、難しいのではないでしょうか。完成と共に主は闇の書に意識を奪われてしまいます』
「そこをどうにかするのが私達魔術師の腕の見せ所よ。なんとか考えてみるわ」
『そうですか。頑張ってくださいお姉様』
「ええ。…ところで、ねぇフィア。ちょっといい?」
『はい? なんでしょうか』
「あなた達には確かリーゼ姉妹が手伝っているのよね?」
『はい。それが…?』
「最近おかしい事とかない? 特にリーゼロッテさんのほう…」
『リーゼロッテさんの方ですか? あ、そういえば最近時たま一瞬だけですけど何度か苦悶の表情をする時がありますけどすぐに元の顔に戻るといった行動があります』
ビンゴ…!
「分かったわフィア。ありがとう。また頑張ってね」
『はいです! それじゃそろそろ休憩時間が終わりますので失礼しますねお姉様』
「ええ」
それでフィアとの宝石剣の欠片による通信を終了させると学校の準備をする。
と、そこに違う欠片が光りだした。
その欠片はシャマルさん用であった。
それで通信に出てみると、
『あ、シホちゃん!』
「シャマルさん? どうしたんですか?」
『それが…! はやてちゃんが倒れちゃって今病院で検査をしているところなんです』
「はやてが…!?」
それで色々と会話をして私は放課後に向かう事をつげて通信を終了した。
「もう猶予が切れるのは近いという事か…。出せる手はできるだけうっておいた方がいいわね」
そこに「シホちゃーん、朝ごはんだよー」となのはが部屋に入ってきたので私はとりあえず今日の放課後から作戦を立てる事を思案した。
◆◇―――――――――◇◆
そして放課後、私はなのは達に用があると言って八神家に向かった。はやては病院に入院するとのことでもう全員帰っているらしいとのことで。
呼び鈴を押し扉を開くと、
「あ! シホちゃん!」
「シュバインオーグが来たか」
「シホ! はやてが…!」
「分かっているわ、ヴィータ。もうそんなに時間の猶予がないのでしょう?」
「ああ、もう余り時間をかけられない…」
ザフィーラがそう言う。
そこに続けて上のほうにいたのか鷹が一羽舞い降りてきた。
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