第二章 A's編
第五十話 『見えてきた光』
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ね。
「なにを当てたんだ?」
「ふふふ…今は内緒♪」
「そうですか。それじゃ話を戻しまして、アレックス。アースラの航行に問題はないわね?」
「ありません」
「うん…。では少し早いですがこれより司令部をアースラに戻します。各員は所定の位置に」
「「はい!」」
そうリンディさんは締めくくるとリンディさんは私となのはの方へと向いて、
「なのはさんとシホさんはおウチに戻らないといけないわね」
「あ、はい。でも…」
「フェイトさんの事なら大丈夫。私達がちゃんと見ておくから」
「はい」
「あ、それとちょっといいですか?」
私はある提案をする。
「なんですか、シホさん?」
「ちょっと帰る前に小話があるので艦長室に寄っていいですか? 一緒に来て欲しいのはリンディさん、クロノにエイミィさん、アルフ、なのはです」
「そっか。それじゃあたしは戻るとするね」
「それじゃ艦長。僕も失礼します」
リーゼロッテさんとアレックスさんが部屋を出ていき私達は艦長室へと向かった。
でも向かう前にクロノがリーゼロッテさんの方を向いて険しい顔になっていたけどクロノも気づいた口かな?
そして艦長室に到着して全員入室したら部屋の鍵をロックし、防音の魔術を発動する。
「…シホさん。いきなりなにか魔術を執行しませんでしたか?」
「それに手際よく鍵をロックしたよね? 暗証番号もあったと思うんだけど…」
「そんなものはとっくに解析して取得しました」
「…今、さらっと管理局のシステムに喧嘩を売ったような気がしますが今は流しておきましょう。それだけ大事な話があるということですね?」
「はい。話す内容はこの槍についてです」
私が布を解き必滅の黄薔薇を顕にする。
「今回は黄色い槍か。それはなんの効果があるんだ? それを仮面の男に当てたんだろう?」
「ふふ…正解。わざわざ回収までしたんだから無駄骨にならないことを祈るばかりね」
「シホちゃん。どうして魔力に戻さないの…?」
「それだと効果が消えちゃうからよ。この槍の呪いがね」
「呪い、ですか…」
「もしかしてシホちゃん。その槍って破魔の紅薔薇と対になっている槍だったりする…?」
「エイミィさん、よくわかりましたね。この槍は真名を必滅の黄薔薇。与えた傷はこの槍が折れないか消えない限り傷の回復を一切望めない魔の槍です」
「ということは仮面の男の左肩には傷が残っているっていうことですか?」
「はい。かなり深く抉りましたから傷が治癒魔法で治らず焦って今もかなりの激痛が走っていると思いますよ?」
「えげつないねぇ…」
「敵を炙りだすには効果的でしょう? 私の見解としてはスパイがいると睨んでいるのよ。
さっきの話内容ですけ
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