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バカとテストと召喚獣 〜失った少年〜
第1章 僕と文月学園。
三時間目   観察処分者&お昼
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った....ウチが殴る余地はまだあるんだ....」
「ああっ!もうダメ!死にそう!」
「よかったじゃないか、明久。こんなに心配してもらえて(ニヤニヤ)」
「僕たちのおかげだね(ニヤニヤ)」
明久があわてて転げまわるのを見ていう。
ほんとに明久をからかうのは楽しいな♪
華音じゃないけどSに目覚めそうだ。
「そんなことはどうでもいい。それより今からミーティングを行うぞ」
「ラジャー」
ふざけてそんなことを言いながらついていく。
後ろで明久たちが話しているのを聞きながら、校内を歩いていると先頭の雄二が屋上に通じるドアを開けた。
「わぁー♪」
屋上の眺めが予想以上に良かったので、素直に歓声を上げる。
眺めがいい場所はいいな。やっぱり。
「明久、宣戦布告はしてきたな?」
雄二ががフェンスの前にある段差に腰を下ろす。
「一応今日の午後にって伝えてきたけど」
明久の言葉と同時に僕らも腰を下ろす。
「それじゃぁ、先にお昼かぁ」
「ああ、そうなるな。明久、今日の昼くらいはまともなものをたべろよ?」
「そう思うなら、パンでも奢ってくれると嬉しいんだけど」
はて?
「明久って昼食べない派なの?」
疑問を口に出すと、
「いや、一応たべてるよ?」
「....あれは食べてるというのか?」
どういう事なんだろう?
「何が言いたいのさ」
「いや、お前の主食って水と塩だろう?」
え?
「きちんと砂糖だってとってるよ」
と、いうことは...!
ガシッ
「同士よ!」
「「「「何ィィィィィィ!!!!」」」」
こんなところで同士と会えるとは!
「本当に!?」
「きょうはちょっと違うけど、本当だよ!」
「じゃぁ、きょうは?」
パカっ(←鯵の塩焼き)
「.....」
「いやぁ、釣りに行ったらすごく釣れてさ!―ってどうしたの、明久?」
「....」
あれっ?どうしたんだろう?
「明久、声を殺してさめざめと泣くな」
なんだ、食べたかったのか...
「別に明久、欲しかったらあげるよ?今日2匹持ってきてるし」
「ホント!?」
立ち直り速っ!
「う、うん...」
明久に鯵の塩焼きを渡す。
1分と経たずに何もなくなっていた。
まさか...骨まで食べた、なんてことはないよね?
「あのよろしければ、私がお弁当作ってきましょうか?」
「ゑ?」
姫路さんの優しい言葉。
いいなぁ...明久....
「ほんとうにいいの?僕、塩と砂糖以外のもの食べるなんてひさしぶりだよ!」
おお〜い僕の鯵はどうなった?
「はい明日のお昼でよければ」
「よかったじゃないか、明久。手作り弁当だぞ?」
「うん!」
いいな〜
「....ふ〜ん。瑞希って随分優しいんだね。吉井だけにつくるなんて」
まぁ、明久のご飯ってアレなんだし
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