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バカとテストと召喚獣 〜失った少年〜
第1章 僕と文月学園。
三時間目   観察処分者&お昼
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ことだろ』
あ、バレっちゃった。
正直に言おう。僕は痛いのが嫌いです。やっぱり痛みって何度味わってもなれないよね。
「気にするな。蒼空は知らんが、明久は間違いなく役に立たないバカだからな」
「雄二。そこはフォローするところだよね。」
「まぁ、そっちに入らなかったから別にいいや。」
「蒼空もだよ!」
「とにかくだ。俺たちの力の証明として、まずはDクラスを落とそうと思う」
「うわ、すっごい大胆に無視された」
「(棒)ドンマイ、アキヒサー」
「うわ、今度は口だけで慰められたよ...」
まぁ、どうでもいいとして...
「みんな、この境遇は大いに不満だろう?」
『当然だ』
「ならば全員筆を執れ!出陣の準備だ!」
『おおーーっ!!』
「俺たちに必要なのは卓袱台じゃない!Aクラスのシステムデスクだ!」
『うおオーーっ!!』
「お、おー....」
はぁ。やっぱり姫路さんはかわいいなぁ〜。
守ってあげたくなる。実際は僕が守られるんだろうけど。
「明久にはDクラスに宣戦布告に行ってもらう。無事大役を果たせ!」
「良かったじゃん。明久!大役だってさ!」
「.......下位勢力の宣戦布告の使者って大抵酷い目にあうよね?」
「大丈夫だ。奴らがお前に危害を加えることはない。騙されたと思って逝ってみろ」
「なんだか体の直感が100%ヤバイって伝えてるんだけど」
多分それは、本当だろう。
「(棒)ソンナコトナイゾ、アキヒサ。」
「本当に?」
あ、信じちゃった。
「もちろんだ。俺を誰だと思っている」
断言したよ...雄二....。
「大丈夫、俺を信じろ。俺は友人を騙すようなことはしない」
「わかったよ。それなら使者は僕がやるよ」
あ、信じっちゃったよ。
しょうがないなぁ...
「(明久、もしもやばかったら、この番号にかけて。僕の携帯の電話番号だから)」
「ありがとう、蒼空。」
そして明久は死者らしく、堂々と胸を張ってDクラスに向かって歩き始めた。
「騙されたぁっ!」
そんな声と共に明久が教室に転がり込んできた。
ちなみに制服はところどころ敗れている。
...まぁ、普通そうだよね。
なめられてるって思われるわけだし。
「やはりそうきたか」
平然という雄二ってすごいよね...
だって明久が殺意に満ちた目で雄二と僕を睨みつけ...ってちょっと待て!
「明久、なんで僕まで睨むの?」
「蒼空からもらった番号かけたら変なおばさんにかかって『まぁ、ナンパかしら』って言われたんだけど!?」
「だって、適当に書いたもん♪」
「...」
無言になる明久。
「吉井くん、大丈夫ですか?」
「あ、うん大丈夫。ほとんどかすり傷」
「吉井、本当に大丈夫?」
「平気だよ、心配してくれてありがとう」
「そう、よか
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