コードギアスR1
0139話
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は勿体ない程の優良物件だ。……料理センスは欠落しているが。
「ロイド伯爵、こちらは?」
俺の方を見てミレイがロイドに尋ねる。その目はお見合いに乱入した邪魔者を見るような目……ではなく、興味深い光で輝いていた。
「こちら、アクセル・アルマー。コーネリア殿下の直属だよ」
「コーネリア殿下の!?」
「まぁ、直属とは言っても金で雇われているただの傭兵だけどな」
「あら、ただのなんてとてもじゃないけど言えないですよ」
苦笑を浮かべながら、いつの間にか近くまで戻ってきていたセシルが紅茶を渡してくる。
「KMFとは全く違う設計思想の兵器を個人で所有していて、そして……」
恐らくその言葉の後に続いたのは空を飛ぶ兵器云々というものだったのだろう。ガーリオンが与えた衝撃は俺の予想よりも大きそうだ。しかしガーリオンに関しては追求する事をコーネリアの名前で禁止されているから言葉を濁した、か。
「まずはランドリオンよりこっちの件を片付けなきゃね。これ以上話していても時間の無駄だ。結婚しよう」
お見合い相手のミレイを放っておいて、コンピュータに向き直り何かを入力している。モニタにはランドリオンのものらしき設計図が表示されていた。
その状態のままあっさりと口にされた言葉にミレイが驚きの声を上げる。
「早っ!」
……被っていた猫が剥がれてるぞ、と教えてやるべきか?
「じゃ、保留」
前言をあっさりと撤回するロイド。ロイドにしてみれば、あくまでも結婚の目的はアッシュフォード家が持っている第三世代KMFのガニメデであり、ミレイ自身には何の興味もないのだろう。
こうして何故かロイドとミレイのお見合いに付き合う事になるのだった。
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