第3話
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、小十郎。おはよう」
「おはよう揚羽ちゃん。小十郎君もおはよう」
「ふははは!おはよう諸君。我と今日も学舎で頑張ろうでわないか!」
「おはようございます!ケイさん。ミィさん」
揚羽様と小十郎が挨拶を交わす。すると、ケイと呼ばれた少女が俺の前に来た。
「へぇ〜。あんたが揚羽の伴侶になる男か。大変だな。俺は種村圭子だよろしくな!ケイて呼んでくれ!」
「よろしくお願いします。ケイ様。俺は不動悠斗と申します」
俺は種村さんに頭を下げる。彼女は顔を指でかいている。
「いや、様付けは勘弁してくれよ。なんかなれないからさ」
「わかりました。ではケイと呼ばせていただきますが、よろしいですか?」
「ああ。呼び捨てで構わないぜ」
「相変わらずケイは姉御肌だね」
眼鏡をかけた少女がいつの間にか種村さんの側にやって来た。なぜか、俺を見つめている。
「嬲って。もしくは蔑んで」
「は?」
いきなり意味不明な事を言い出す少女。流石に俺もすぐには対応出来なかった。てか、真っ昼間から普通の女の子が言うことじゃないよな?
すると彼女はいきなり、クネクネと動き出した。
「ああ!放置プレイ!感じちゃう!」
「だあぁぁ!ミィはちったあ、落ち着いてられないのか!」
何処から出したか分からないロープを使い、眼鏡をかけた少女を縛る種村さん。あまりの手早さに俺は感心してしまった。
「ほう。ケイは慣れている様だな」
「ああ。こいつのせいでな。こいつは、アナスタシア・ミスティーナ。あだ名はミィだ。ミィて呼んでやってくれ。見ての通り、ネジがゴッソリ足りてない奴だから」
「ああ。拘束プレイ。私はこれから、乱暴されちゃうのね。ドキドキが止まらない!」
何故か喜び出すアナスタシアさん。正直、今まで生きてきた中で一番驚いたね。まさか、生きてるうちにドMと会うことになるなんてな。
(世の中広いな。いろんな意味で彼女は達人だよ)
そんなことを考えていると、チャイムの鐘の音が聞こえてきた。
「む?予鈴か。我は一足先に教室に行かねばな。では、悠斗。小十郎。行ってまいる」
「行ってらっしゃいませ。揚羽様」
「揚羽様!行ってらっしゃいませ!」
揚羽様を見送る。周囲にいた他の女子学生達も次々と学園に入って行く。
「じゃあ、ナトセさん。また、放課後ね」
「行ってらっしゃい。夢!」
「ほら行くぞ!ミィ!」
「ああ。拘束プレイで引きずられるのも癖になっちゃう」
夢お嬢様が学園に入って行かれる。種村さんは縛ったアナスタシアさんを引きずって中に入って行った。校門前には俺と小十郎と夢お嬢様の侍従者が残るだけになっていた。
「あはは。自己紹介
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