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英雄伝説 零の軌跡 壁に挑む者たち
4話
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ラム門のソーニャ副司令とは演習で何度か面識を持っていた。
門対抗の演習ではミレイユ班がどれだけ活躍しても勝ちきれなかったのは、この人の采配があったからだと、失礼ながら大した人材もいないと思ったクロスベル警備隊の上層部にも使える人はいるんだなと組織に対する認識を改めた人でもある。
よく部下を使い組織運営も考えており、カリスマもある。訓練とはいえあれだけ人を追い込む容赦のなさと勤勉さで警備隊の実質的な司令官だった。
個人的に信頼しても良いと感じており、この人が言うのだからそんなに悪いところではないだろうとは思うが。

「でも警察には良い噂は聞きませんよ?何をするところなんです?」

遊びに行ったクロスベル市ではあまり警察を見たことがない。飲み歩いていた時に喧嘩の仲裁をやっていたのを見たぐらいで、そもそもかなり治安が良いからというのもあるが、噂では司令みたいに買収されて犯罪を見逃してるとも聞く。

「何をやるつもりかはクロスベル警察本部で担当課長のセルゲイ・ロウに聞きなさい」

「まあ、行くところもないしそこで良いかな。働き口が見つかるのもラッキーだったし警備隊も警察もそう変わらないだろう。で、その部署はなんて名前なんです?」

「特務支援課よ」
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