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ガールズ&パンツァー もう一人の転校生
坂の両側
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蘭水産は25両で迎撃に向かったので大丈夫でしょう。」
黒森峰相手に25両?
かなり少ないじゃん。
「梨華。どうする?」
「私たちは黒森峰がここに来る前に叩きたい。千紘さん。良いところ有りますか?」
「学校につく前にあった坂なんていかがですか?」
確か坂の両側に丘があったきがする。
「ありがとう。学校敷地内はお願いします。」
私は戦車に乗り込み目標地点である丘に向かった。

『すみません。黒森峰の戦車五両がそちらに向かいました。』
涼冷さんからの通信。
いよいよ黒森峰がやって来る。
「各車、砲撃準備。黒森峰の戦車を発見しだい砲撃を開始してください。」
私は無線で両車に伝えた。
室蘭水産が配置された地点から約800M。
遠くも近くもない良いところ距離。
両側からの一斉砲撃。
今回は小ミサイル弾の支給が無かったためあまり使えない。
「ティーガー四両にマウスを捕捉しました。」
マウスは一番後ろだから前のティーガー四両を撃破したあとに一斉砲撃かな。
「二号車は二番目と四番目のティーガーを狙ってください。そのあとに一緒にマウスを狙ってください。」
私ははやと連絡をとりあって計画をたてた。
先頭のティーガーが見えると、
「発射。」
梨華の合図で砲弾は撃たれ、それより少し遅くはやたちからも砲弾が二両目に向かって撃たれた。
「装填急いで。」
私の声に誰も答えないのは忙しすぎて答える暇がないから。
カシャン。
装填が完了した。
「裕香。一両目の様子は?」
「行動不能です。二両目も同じく。」
奇跡だ。
一回でティーガーを倒せるなんて。
それならこの調子で、
「三両目に向かって発射。」
私の合図と同時に砲弾は撃たれた。
しかしはやたちは撃たなかった。
「どうして撃たなかったの?」
私はすぐはやに通信を入れた。
『時間差で仕掛けるから。あとマウスの注意を引くのが目的だから気にしないで。』
はやからの返答は私の計画とは少し違ったがいい案でもあった。
「梨華。はやたちの砲塔がやっと四両目を狙ったよ。」
裕香の言った通りはやは砲弾を撃つ準備をしていた。
「マウスの姿は?」
「確認出来ていますがまだここに来るには時間がかかると思います。」
マウスの車長に見えるようにしないと意味がないよ。
「マウスが射程範囲内です。」
ドォーン。
はやたちが撃ったんだ。
結構順調じゃん。
「梨華。マウスの射程可能範囲まで残り三十秒です。」
「仕方がない小ミサイル弾の使用を許可する。両戦車あるだけ使って。」
私はやむを得ず小ミサイル弾と砲弾の両方を使用することにした。
「了解です。亜依。装填が終わったら小ミサイル弾を任せていい?」
「勿論です。絵里。」
二人の仲はいつもいい。
私もこればっかりは羨
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