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第三十三話 旅立ち
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。悪ぃな、リーファ」
シュウの言葉と笑顔に促されたのかリーファは少し顔を赤らめながら首を横に振る。
「うんうん。シュウ君の言う通りかも。慰めてくれてありがとう、シュウ君」
「そう言ってくれると嬉しいってモンだ」
二人のやり取りを見ていたキリトはシュウの説得力の大きさに感心を抱いていた。
(シュウはチャラチャラした奴だけど、第一に仲間の事を考えている。だからああ言った考えが出てくるのかもしれない。そう言った事は俺も学ばないとな)
そして準備が整い、三人はそれぞれの羽を展開して飛ぼうとすると・・・
「リーファちゃん!」
レコンが後ろのエレベーター出入り口から出て来た。
「ひ、ひどいよ、一言声かけてから出発してもいいじゃない」
「ゴメン、忘れてた。アンタはどうするの?」
リーファとレコンはリアルでも友達らしく何時も喧嘩しているデコボココンビだが、リーファも心を許している仲間だった。レコンはその質問に着いて行くと答える筈だったが・・・
「当然僕も着いて行くよ・・・と言いたいとこだけど、ちょっと少し調べたいから、僕はもうしばらくシグルドのパーティーに残るよ」
そう言うとレコンはキリトとシュウを見ると真剣な表情で頼み込む。
「キリトさん、シュウさん。彼女、トラブルに飛び込んでく癖があるんで、気をつけてくださいね」
「あ、ああ。わかった」
「トラブルに巻き込まれるのは慣れてんだ。今更どうこう言わねぇよ」
「そうですか。それと・・・シュウさん」
レコンはシュウの隣に来ると二人に聞えないように呟く。
「貴方には負けません!リーファちゃんに振り向いて貰うのは・・・僕です!!」
挑戦的な言葉を聞いたシュウはニヤリと笑みを浮べると・・・
「That's sound fun(それは楽しみだ)。俺もリーファは気に入ってんだ。これからは仲間でもあるが
恋敵
(
ライバル
)
だな。よろしくな?」
レコンは「はい!」と答えると再び、エレベーターに乗るとその場から居なくなった。シュウとレコンのやり取りを見ていたキリトはシュウに尋ねる。
「なあ。さっき、レコンと何話してたんだ?」
「別に・・・強いて言うならライバル宣言って奴だな」
キリトはシュウの言葉の意味が全く分かっていないみたいだった。そして三人は再び羽を広げるとその場から飛び立つとリーファの先導で飛行を始めた。
「さ、急ごう!一回の飛行であの湖まで行くよ!」
「ああ!」「了解だ!」
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