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ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第51話 油断大敵……分かっていたのに
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「しかしビターシャルから見れば、自分が行く理由は無いと思います。そこで報酬を用意しました」

 私はそう言いながら、魔法の道具袋を取り出しました。

「ドリュアス領とネフテス間の流通ルートが確立するまで、こちらの魔法の道具袋をお貸しします。それからフルーツ代は最初の3回まで私が出します」

 ビターシャルの様子から、一刻も早くフルーツをネフテスに持ち帰りたいはずです。この条件は彼にとって、渡りに船と言っても良いでしょう。しかしビターシャルは、出された条件に不快そうに顔を歪めました。

「その道具袋は、精霊から貸し与えられた大事な物と記憶している。この様な事で……」

「逆です。それだけ私達が、ジョゼフ王子を危険視していると言う事です。それから引き受けてくれるなら、これもお貸しします。ジョゼフ王子と接触する時に利用できるでしょう」

 そう言ってから、私はインビジブルマントもビターシャルの前に突き出しました。

「これは。……ジョゼフ王子とは、そこまで危険視する存在なのか?」

「はい」

 私は躊躇う事なく頷きました。そして続けます。

「それとレンも付けます。足代わりに使ってください。ネフテスとの往復にも使ってくれて構いません」

 この場にカトレアとレンは居ませんが、念話でビターシャルに付ける事は言ってあります。その間カトレアの足は、イルに担ってもらいます。

「分かった。その依頼引き受ける。それとあの剣の封印……」

「却下!! っと、ありがとうございます。私はこれから急ぎ、アルビオンへ向かわなければなりません。レンも私と念話が出来るので、何かあればレンを通して私に問い合わせてください」

「!?」

 私とレンが念話出来る事に驚いていますね。これで私とレンの関係が……ひいては私とカトレア、ティアの関係が芋蔓式にばれるかもしれませんが、そんな事を今は気にして居られません。それとアロンダイト(女の子)は封印しません。ディーネがマジ泣きするし、八つ当たりでボコボコにされたくはありませんから。

「ティア」

 私が外に飛び出すと、既にティアが風竜の姿で待機していました。

「出発しますよ」

 私が飛び乗ると、ティアは大空へと飛び立ちました。



 休憩も挟まず一気にアルビオンのサウスゴータへと入りました。

「ティア。あ疲れ様です。私はマギ商会のサウスゴータ支部へ行きます。後で合流してください」

 ティアは頷くと、近くの森の方へ飛び立ちました。私は地図を引っ張り出し、シティオブサウスゴータの中にあるマギ商会サウスゴータ支部を探します。途中で気付きましたが、街の様子に別段変った所は無いのです。恐らく大公家襲撃が、まだ知れ渡って無いのでしょう。

 支部に到
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