コードギアスR1
0138話
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ールガンによる一撃が。マシンキャノンにより連続した銃弾が地獄に変える。
そんな攻撃をしながら、精神コマンドの直撃について考える。以前までの直撃は、相手の隙のようなものが本能的に分かるというようなものだった。だが、今の直撃は覚醒のように身体中に不思議な力が漲り、それが機体へと移譲。そしてそのまま放たれた弾丸へと移っている。それを考えると、やはり直撃そのものの性能が変化したと考えるべきだろう。
「総督、アクセルさん!」
爆風を破るようにして現れたのは、白いKMF、ランスロットだ。
「こっちはいい、お前はゼロを仕留めろ! そうすればこいつらは総崩れだ!」
地上で必死にこちらの攻撃を回避している紅蓮弐式へとバースト・レールガンで追撃を放ちながら、スザクへと通信を送る。
「分かりました!」
ゼロのいる方向へと向かうランスロット。そしてそれをさせまいとする紅蓮弐式だが、今度はこっちが足止めをする番だ。
地上すれすれを飛び、ランスロットの後を追うべく後ろを向いた紅蓮弐式の背へアサルトブレードで横薙ぎに一閃するが、まるで後ろに目でも付いているかのように紅蓮弐式は回避する。
だが、さすがにそのままランスロットを追う愚は悟ったのか再びこちらへと振り向く。
「……集中、加速」
ガーリオンで紅蓮弐式相手にまともにやりあう訳にもいかず、再度精神コマンドを使用。
「っ!?」
胸の部分から高速で飛ばされたスラッシュハーケンを、片方をアサルトブレードで防ぎ、もう片方はマシンキャノンで迎撃。
同時にいつの間にか近寄っていた紅蓮弐式がその速度を活かして放ってきた蹴りを空中に移動する事で回避し、バーストレールガンを撃ち込む。しかしそれも素早い動きで回避しつつ、港に広まっている黒煙へと紛れ……
「退いたか」
黒煙に向かいアサルトブレードを構えていたが、十秒近く経っても姿を現さないので撤退したと判断する。
……正直、精神コマンドがなければやられていたな。ガーリオンでこれだ。ランドリオンで来ていたら恐らく負けていたか。
「枢木スザク、ゼロはどうした?」
「すいません、ゼロの無頼は倒したんですが、他の無頼に邪魔されて……」
「逃がした、か」
「すいません」
「いや。コーネリアは無事だったし、日本解放戦線も一掃出来た。そう悪い結果じゃない」
「そう、ですね……」
原作通りに日本解放戦線の兵士を狙い撃ちにした事が引っかかっているのか、その声は沈んでいた。
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