コードギアスR1
0138話
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「ギルフォード、コーネリアを!」
マシンキャノンで紅蓮弐式を牽制しつつ、グロースターへと乗り込んだギルフォードへと通信を送る。コーネリアのグロースターはゼロの無頼により両足と右腕を破壊され、既に身動き出来ない状態にある。いくら凄腕パイロットのコーネリアでも、起動前に襲われればどうする事も出来ない。
「分かった。そのカスタム機は任せた!」
ギルフォードが俺の言葉に頷き、ゼロの無頼へと背後からランスを突き刺そうとする。だが、ゼロもその攻撃を機体を横にずらす事でコックピットではなく左腕を破壊されるだけにとどめた。そして揚陸艇から続々と現れる黒の騎士団の無頼。パイロットの腕だけで言えばギルフォードはゼロを圧倒しているだろう。だが、複数の敵に狙われてはそれを凌ぐだけで精一杯となる。
ダールトンはと言えば、味方の部隊指揮に手一杯でこちらへと援軍を出す余裕はない。つまり、俺とギルフォードでランスロットが応援に来るまで耐えるしかないのだ。
「加速!」
精神コマンドの加速を使い後退し、振り上げられた紅蓮弐式の輻射波動を備えた右腕の振り下ろしを回避する。ガーリオンの下半身を鷲掴みにしようとした右腕が振り下ろされたその瞬間、バースト・レールガンを発射。
「さすがにやる」
右腕を振り下ろした勢いのままに空中で一回転する事でバースト・レールガンの弾丸を回避した紅蓮弐式。だが、その状態でそれ以上回避は出来ない筈。
そしてこの際だ、変化した直撃の性能を確認させて貰うぞ!
「直撃」
精神コマンドの直撃を使用した途端、俺の身体からガーリオンに不思議な力が移ったのが分かる。そしてそのままガーリオンの胸部に装備されているマシンキャノンを紅蓮弐式目掛けて発射する。放たれたマシンキャノンの弾丸に俺からガーリオンに宿った力が備わっているのを何故か理解出来たが、それを感じる事の出来ない紅蓮弐式は咄嗟にマシンキャノンを輻射波動で防ごうと盾のように右腕を前に出して輻射波動を展開する。しかし新たな直撃の効力によるものか、何故か輻射波動をすり抜けるようにしてマシンキャノンの弾丸が紅蓮弐式へと襲い掛かる。とは言え、的となる紅蓮弐式の機体サイズが小さい事やその性能。そしてカレンの操縦技術の高さもあり、マシンキャノンの弾丸は数発命中しただけでその殆どを回避され、紅蓮弐式は俊敏な動きで地面を滑るように後退していく。咄嗟に追撃の攻撃を放とうとするが、機体が俺の反応速度に付いてこれない。
くそっ、機体の反応速度が鈍すぎるっ!
今まで幾度となく抱いた思いと共にテスラ・ドライブで空中へと移動し、紅蓮弐式の真上からホーミング・ミサイルにバースト・レールガン、マシンキャノンを纏めて発射する。紅蓮弐式のいた地上をホーミング・ミサイルの爆風が。バースト・レ
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