コードギアスR1
0138話
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
アからの通信が返ってくるが、コーネリアやギルフォード、ダールトンはサザーランドに搭乗していない。一応搭乗してはどうかと進めてはみたのだが、色々と事情があるようでそれは却下されてしまった。
「それにアクセルが私を護ってくれるのだろう?」
そう言われては俺としても無理強いする訳にも行かず、結局俺だけがガーリオンで黒の騎士団の奇襲を警戒する羽目になった。
そんな事を考えている間にも作戦は続き、これ以上ブリタニア軍の攻撃に耐えられないと悟ったのかタンカーが発進する。
そして水中のポートマンからスラッシュハーケンが発射され、タンカーへと続々と乗り込んでいく。
そろそろだな。
「アクセル?」
突然目の前に立ち塞がるようにガーリオンを移動させた俺に、コーネリアが問い掛ける。
「伏せろ」
「一体何を?」
「伏せろ、コーネリアっ!」
俺がそう叫ぶのと、ゼロの仕掛けた機雷により流体サクラダイトが爆発したのは殆ど同時だった。
タンカーからかなり距離の離れたこの位置でも、爆風やタンカーの破片が飛んできてガーリオンの装甲へと当たる音が聞こえてくる。
「くっ、流体サクラダイトを爆発させるなど、何と愚かな事を」
「コーネリア、ギルフォード、ダールトン。早く機体に乗れ。奴等が、黒の騎士団が来るぞ!」
「何っ!」
驚くコーネリアだが既に時は待ってくれなかった。港の数ヶ所で爆発が起きると共に友軍のマーカーが消失していく。
「各人、緊急騎乗! 相手は黒の騎士団と思われる。防衛線を形成せよ!」
ダールトンがKMFへと乗降ワイヤーで昇りながら叫ぶように指示を出すが、一歩遅い。
海から跳ねるようにしてこちらへと突っ込んできたKMF用の強襲揚陸艇から、続々と黒の騎士団のKMFである無頼が出撃し、ゼロ専用の鬼面をつけた無頼と紅蓮弐式がこちらへと突っ込んでくる。コーネリアがグロースターを起動させる前にケリを付ける気かっ!?
「やらせん!」
コーネリアのグロースターへと突っ込んでくるゼロの無頼へと向かい、アサルトブレードを振り下ろ……っ!?
「ちぃっ、紅蓮弐式か!」
振り下ろされたアサルトブレードを呂号乙型特斬刀で受け止める紅蓮弐式だが、アサルトブレードに内蔵されているチェーンソー・ユニットを起動。呂号乙型特斬刀を削り取る。数秒も経たないうちに呂号乙型特斬刀は削り折られてその刀身を地面へと落とした。その勢いのままアサルトブレードを振り下ろそうとして……紅蓮弐式が右腕をこちらへと突き出しているのを目にし、一端ガーリオンを後退させる。
ナリタ連山の時と同じように輻射波動でアサルトブレードを破壊されるのは御免被る。いくら空間倉庫に予備があるとは言え、無限にある訳ではないのだ。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ