拳闘
[2]次話
殴る。殴る。殴られる。殴る。
優勢だ。その事実にホッとする。左にステップを切ってストマック。
手応えが心地よい。
相手のゆがんだ顔が見える。
勝ったな。
思わず下がるガードに合わせて顔にワンツーを決める。
顎骨に当たる拳が痛い。
もう少ししっかりと今度からバンテージを巻こう。
相手が膝から崩れ落ちる様子を見ながらそんなことを考えていた。
「勝負あり?」
宣言があったことを確認してようやく視線を倒れた男から外す。
振り向いて値を確認する。
ほんの少しほんの少しだが確かに減っている。
少しずつ、一歩一歩。
進んで行こう。
そうして拳闘場を後にした。
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