十九話〜ジュエルシード売りの少年〜
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あの時は見た目は平気な風を装っていたが、実際はアドレナリンが分泌されて感覚が麻痺されたおかげだと踏んでいる。
あの頃からだな。無茶をし始めたのは。ああ、あの時はなんて無謀だったんだろう。
(まあ、いいや。今丁度クロノがイケメンよろしくとばかりに攻撃止めたから念話切るぜ。……しかし小さいな)
(ああ。頑張れよ。……まあそう言ってやるな。大人になれば伸びてる)
なんだ。つまらん。
「ここでの戦闘行動は危険すぎる。時空管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ。詳しい事情を聞かせてもらおうか」
―――うん。妹を傷つけずに止めた所だけは褒めてあげるわ―――
何その上から目線。
―――幽霊目線よ―――
……そうかい。
「時空管理局………」
五メートル隣で戦いを見ていたスクライアが呟く。
「まず二人とも武器を引くんだ。このまま戦闘行為を続けるなら……」
逮捕するとでも言うつもりだったのだろうか。
クロノ・ハラオウンが言葉を言い終える前に魔力弾が飛んでくる。
「フェイト! 撤退するよ。離れて!」
アルフがまた牽制として射出し、その隙にテスタロッサがジュエルシードを取りに飛ぶが、ハラオウンの魔力弾を打ち出す。
中々に良いタイミングで、テスタロッサが避ける暇もない。
しかし、当たる直前で魔力弾が消滅した。
いや、焼失させられたと言った方が適切だろうか。
出所を見れば、黒バイザーの青年が口元に手を当てており、そこからは残り火が漏れている。
うーん……もしかして忍術か?
あまりアニメ知識は覚えていないが、もしあいつが転生者ならばかなりの確率でアニメの力を使ってくるはずだ。
なら、火を吹くことが出来るアニメはあまり無いし、有名所を探せば、ナルトって所だろうか。
他にもある気がするが知らん。
「フェイト。行け」
耳に集中しているとボソリと聞こえた言葉。
それをテスタロッサが聞き、コクリと頷くとアルフと共に転移していった。
「君はしたことが分かっているのか! これは立派な執務妨害だぞ!」
「友の手助けをしただけだが?」
「うおおおおおおおおおおお!!」
そして二人に向かって剣を構えて飛び出す神白。
何故飛び出したし。
そして、標的は二人かと思っていたが、隠に向かってデバイスで斬りかかった。
それを隠は妙に機械的な苦無型のデバイスで。受け止める。
「っち!」
「てめえ。何俺の嫁に手え出してんだ!!」
「なにを言っているのか全然意味が分からないな……なにっ!?」
「くつそ……何しやがんだ!! 邪魔すんじゃねえぞモブが!」
「君達二人もここで戦闘行為をするのは危険すぎる。両者武器をおさめろ」
力は互角なのか、デバイスで押し
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