第2話
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!コレが当店自慢の海軍カレーデース!」
「あ、はい。いただきます」
目の前に出された熱々のカレー。大きめの器に溢れん秤の量だ。スプーンを手に取りカレーをいただく。
「う、美味い!」
一見何処にでもある様なカレーに見えたが、実は全然違った。計算されたスパイスの調合により程よい辛さで何杯でも食べられる感じがするほどだ。
「ハッハハハ。アナタは食いっぷりがイイデスネー。おかわりもデキマスカラ、沢山食べてクダサーイ」
店長さんがおかわりも出来ると言ってくれる。俺が夢中になってカレーを食べていると、カランカランと入り口のドアが開く音がする。
「よ!店長。飯食いに来たぜ!」
「オオー!カニさん。久しぶりデス。今でも元気そうデスネ」
「どうも店長。相変わらずですね」
「オオー!カニさんの保護者の対馬さん〜。お馬鹿なカニさんを育てるノは、大変でショウニ」
「なんだと店長!!こんな昼時に暇そうにしてるくせに!」
入り口の辺りが騒がしい。俺はスプーンを置いて振り替えって入り口の辺りを見ると、小柄の女の子と普通そうな男が店長と話をしていた。そして、男と目があった。
「あれ?もしかして悠斗か?」
「(あ!思い出した!つよきすの主人公の対馬レオナルドだ!)レオナルドか?」
「ぎゃははは!レオの奴、古いアダ名で呼ばれてやんの!てか、レオの知り合いなのかあの男?」
小柄の女の子が腹を抱えて笑っている。俺達は互いに固まってしまった。 対馬レオが俺の元にやって来た。俺も椅子から立ち上がる。
「やっぱり悠斗じゃないか!元気そうだな!転校してからどうしてたんだ?最初誰だか分からなかったぞ」
「レオも元気そうで何よりだ。久しぶりに帰って来たばっかりでな。丁度昼時だったからカレーを食ってたんだ。レオは何だかんだで変わらないな」
互いに握手する。対馬は細い体の割りに筋肉がキチンと付いていた。恐らく自分で鍛えていたのだろう。
「う〜ん。レオ?誰だっけこいつ?」
「オイオイ。幼なじみの悠斗だよ。高校1年まで一緒だっただろうが!」
「(そうだそうだ。この子は蟹沢きぬだ!頭が弱い子だったな)ようカニ。久しぶりだな。昔と比べて大人になったじゃねえか」
「おお!思い出した!何時もアメかガムをくれる悠斗だ!久しぶりじゃねえか。お前は背が伸びたな。見ろレオ。悠斗はボクか大人になってるて気付いているじゃないか!レオも大人になっているボクを崇めるんだね」
ナイ胸を張るカニ。残念ながらそこは育ってはいない様だ。俺とレオは温かい視線で見てやる。
「な、なんだよ!二人とも温かい視線で見やがって!良いもんね!必ずボインボインになってやるからね!」
「カニさん。対馬さん。注文を
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