第1話
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6位のメイドです。感情の変化が乏しい子ですが、真面目で根のいい子です」
「・・・よろしく」
「よろしくお願いします
「次に、左のメイドはステイシー・コナー。九鬼侍従部隊序列15位のメイドです。ヒュームによって強制入隊したメイドです。李静初と違い、感情の変化が激しく気性の荒いメイドですが、根はいい子なので仲良くしてください」
「あはは!よろしく!」
「ええ。よろしくお願いします」
「小十郎に関しては省かせていただきますが、何か質問はありますか?」
「いえ。大丈夫です」
取り合えず、全員の顔と名前は覚えた。ヒュームさんを筆頭に戦い慣れした体の作りをしている。恐らく、かなりの死線を潜り抜けた猛者達ばかりだ。
(神様が、武人がいる世界と言っていたが、あながち間違いじゃなかった様だな。久し振りに師匠以外に本気で戦えるかな?それより、執事の仕事が出来るようになるのが先だよな?)
そんなことを考えながら、クラウディオさんの説明を聞くのだった。
悠斗sideout
揚羽side
我は今、庭にて自己紹介を兼ねた茶会を開いておる。今し方、侍従部隊との自己紹介と概要の説明が終わった所だ。我がカップに手をかけると、小十郎がティーポットを持っていた。丁度紅茶も無くなっていた。
「揚羽様。紅茶のおかわりは如何ですか?」
「うむ。小十郎。おかわりを頼む」
「はは!ただいま!」
小十郎がカップに紅茶を注ぐ。湯気と共に紅茶の良い香りがする。
「砂糖は2つでよろしかったですよね?」
「小十郎。我の侍従なら忘れるな。2つで良い」
小十郎がカップに角砂糖を2つ入れる。混ぜてから我の前に出した。
我は出された紅茶を飲む。先ほど、クラウディオが入れた紅茶に比べると、格段にレベルが下がっておるが、前よりはましになっていた。
「小十郎。まだまだだな。更に精進するのだ」
「はは!!揚羽様!」
小十郎とのやり取りをしつつ、悠斗を見る。クラウディオの話を真剣に聞いていた。
(やはり、格好いい横顔だな。真剣な表情は良いな)
そんなことを考えていると、クラウディオが手に持った悠斗の過去が載った書類の内容を話始めた。
「では、次は悠斗殿の経歴を発表させていただきます」
皆が真剣な表情をする。我も悠斗の過去がどんなのかは気になっていたのだ。
「まず、悠斗殿は京都生まれの現在二十歳。父上は外交官、母は旧家の名家 の娘です。京都で産まれて直ぐに、松笠市に引っ越しております。6歳までは松笠で暮らしておりましたが、7歳の時に父の仕事で1年間渡米しております。7歳でマサチューセッツ工科大学に入学8歳で卒業しております」
「な!な
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