第0話
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い存在だと告げでいる。久し振りに強者と戦えるかもしれんな。川神百代と死闘をしてから暫くたつからの。どれ程の腕か楽しみだ!少なくとも我を楽しませてくれよ)
我は内心で悠斗の腕前を吟味しながら、戦えるだけの広さがある庭に向かうのだった。
揚羽sideout
悠斗side
九鬼さんに連れられて来た場所はかなりの広さの庭にだった。少なくとも俺と九鬼さんが戦うには丁度よい広さがあった。俺は何故か九鬼さんの家の庭で、九鬼さん(揚羽)と向かい合って対峙している。何故か、ギャラリーと審判がいるのだが。
「ほう。姉上と戦う者が居るとはな。あずみ。あの男をどう見る?」←銀髪×マークの男
「はい!英雄さまぁぁっっ!!どう頑張っても揚羽様には敵わないと思われます。どう視ても武術に関して揚羽様より下の動きです」←裏表があるメイド
「ほぇ〜。まさか、姉上が戦うとは。単なる虐めではないかの?」←羽根の扇子を持った九鬼さんの妹?
「紋白様。恐らく揚羽様は試験か何かをされるのかと思われます」←メガネを掛けた白髪のダンディーな執事
「・・・・・・」←庭の見える部屋の簾の向こうにいるため顔や姿が分からないが雰囲気的に一番偉い人(九鬼帝)
「揚羽様!頑張ってください!!悠斗殿、無理しないでください!」←小十郎
「ふ〜ん。まあ、揚羽様の余裕勝ちね」←通称血まみれの異名をもつメイド
「ええ。まずあの男が勝てる可能性はない」←感情の変化が乏しいメイド
ギャラリーが様々な意見を言っている。俺はどうしてこうなったのか、理解出来ていない。
(あれ?なんで戦う事になったんだろう?あれか!小十郎とのやり取りを見てて、反応が無かったのが原因か?それとも、武道の腕前がそこそこと言ったからか?)
そんな事を考えていると、金髪でダンディーな雰囲気の人が俺と九鬼さんの間に来た。
「九鬼紋白専属のヒューム・ヘルシングだ。此度の決闘の審判を担当する。 ルールは簡単だ。相手をKOするか、審判の私が戦闘続行不能と判断して止めに入るかだ。なを、時間は無制限だ。両者用意は良いな?」
「ヒューム師匠。我は良いぞ」
「まだダメです」
なんとなく、空気を読まずに反抗してみる。
「男がグズグズ言うな。始め!」
ヒュームさんは、俺の意見を無視して合図をだす。それと同時に体操着に着替えた九鬼さんが、俺に突進してくる。九鬼さんは俺の間合いに入ると、即座に蹴りを放つ。
(とりあえず、これでKOされた風に装ってみるか)
俺は周囲のギャラリーに気付かれない様に後ろにジャンプして、衝撃を相殺して蹴りを受ける。俺はそのまま3メートル程吹き飛ばされて、地面に仰向けに倒れる。
「やはり、姉
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