第0話
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調子を確かめる。
(服装は黒の無地のTシャツに青いジーンズか。ドッグタグは着けてるし、腕時計も着いてるか)
自分の身なりを確認する。可笑しな格好はしていない様だ。布団を畳んで体を軽く動かす。
拳を2発放つと、ヒュンヒュンと風切り音がした。
(ケガとかは無いようだな。力も弱くなってないな)
神様が言っていた通り弱体化はしていなかった。それどころか、ヘラさんの能力のおかげてすこぶる調子が良い。
(しかし、九鬼か。確か、君が主で執事が僕で、ってゲームで出てきた名字だったかな?雑誌で読んだ位しか知らないんだよな)
そんな事を考えていると、凄い勢いで廊下を歩く足音がする。部屋の近くまで来ている様だ。
「ふははははははは!九鬼揚羽推参!」
「は?」
部屋で待っていると、突然障子戸が全開に開かれて、おでこにペケマークのキズがある銀髪でヘアバンドで前髪を上げた少女が入ってきた。服装は学生服の様だ。恐らく高校生位だろう。手には風林火山と書かれた軍配を持っている。
「おお!小十郎から聞いたぞ。意識が戻った様だな!」
「揚羽様!遅れて申し訳ありません!」
「遅いわ!馬鹿者が!」
やや遅れて小十郎が中に入ってきた。手にはお茶を出すための急須等の道具を持っている。
「腰を落として、右の拳で打ち上げる!」
「揚羽様あああああああああ!!アッパーでごさいます!!!」
銀髪の少女が小十郎の顎を右アッパーで殴り宙に浮かせる。
「更に横に飛ばす!!」
「2ヒットコンボでごさいます、揚羽様あああああああああ!!」
そのまま、流れる様な動作で小十郎に追撃の回し蹴りを放つ。小十郎の脇腹を捉える。そのまま、小十郎は部屋から叩き出された。しかし、手にはきちんと急須等を持ったままだ。
(小十郎大丈夫なのか?)
いきなりバイオレンスな光景を見せられてしまった。殴る蹴るをした少女は軍配で自身を扇いでいた。しかも、俺をまるで品定めをするかの様な視線で見ていたのだ。
「ほぉ〜。我と小十郎のやり取りを初見で見て、反応が無かったのは初めてだな」
「そうですか?見たところ手加減はしていない様ですが、小十郎なら大丈夫な気がしたので。ああ、それと初めまして。介抱していただいてありがとうございます。俺の名は不動悠斗と申します」
「おお!そう言えば挨拶がまだだったな。我は九鬼揚羽である!!貴様を見つけたのは偶然だが、元気そうでなによりだ」
俺はとりあえず感謝の言葉と自己紹介を済ませる。九鬼さんに吹っ飛ばされた小十郎が急須等を持って、戻って来た。
「揚羽様。見事な2ヒットコンボでございました。この小十郎も、揚羽様に追い付く為にも精進致します!」
「うむ。精進するのだ小
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