第0話
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いつか殴る!)
そう誓いを立てて意識を失うのだった。
悠斗sideout
神様side
悠斗を違い世界に送ってからワシは妻のヘラと話をしていた。無論内容は悠斗の事じゃ。
「そう言えばヘラよ。悠斗に授けた能力の、絶対強者の付随効果はなんなのじゃ?」
「全ての能力の向上ですよ。悠斗君が知らない能力も強化されてますわね。他には動物等から好かれる様になるなど様々な恩恵がありますわよ」
「あれ?それじゃと、恋愛原始核まで強化されてしまうのじゃが・・・」
「それに関しては大丈夫ですわよ。もともとレベルがMAXですから、上がりようがないですからね。鈍感スキルは無くなりましたけどね」
そう言いながら微笑むヘラ。ワシは悠斗が鈍感じゃ無くなる事に驚いた。
「凄いの〜。流石女神じゃな!おっと!ワシもボーとしとれんのじゃ!悠斗のアフターケアをしなければならんの」
「早くしてあげなさい。悠斗君が可哀想ですからね。それが終わったらお説教の続きと行きましょうね。ア・ナ・タ?」
「は、はい!分かりました!」
ワシは妻の怒りのオーラに震えながら悠斗のアフターケアをするのだった。
神様sideout
悠斗side
「知らない天井だ」
俺は神様に違う世界に送られる途中で意識を失った。自分の状況を確認してみると、広い畳の部屋に敷かれた布団で眠っていた様だ。ドタドタと足音が聞こえてくる。どうやら此方に向かって歩いてきている様だ。
(まずは家人に会って礼を言わなくちゃな。それに此処が何処なのか聞きたいしな)
コンコンコンと3回障子戸がノックされる。
「どうぞ」
「失礼します。おお!意識が戻りましたか!」
障子戸を開けて中に入ってきたのは、執事服を着たツンツン頭のバンダナを巻いた青年だった。
(なんだか、聞いたことのある声だな。何処かで聞いた事がある気がするんだが・・・思いだせん)
「お加減はよろしいですか?」
「あ、ああ。何方か存じ上げないが、介抱していただきありがとうごさいます」
中に入ってきた青年に頭を下げる。彼は俺の寝ている布団の前に正座で座った。
「いや。私が助けた訳ではないのです。私の主の揚羽様が、敷地の近くで倒れていた貴方を見つけて、家に運んだのです」
「そうでしたか。重ね重ねありがとうございます。自己紹介がまだでしたね。俺は不動悠斗と言います」
「どうも。俺は武田小十郎。九鬼揚羽様に仕える執事だ。小十郎と呼んでくれ!少し待っていてくれないか?揚羽様に起きた事を伝えてくる」
「分かった。俺も悠斗と呼んでくれ」
小十郎は部屋から出ていった。俺は布団から出て、体の
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